高次脳機能障害

どんな障害?

高次脳機能障害とは、脳卒中などの病気や交通事故などで脳の一部を損傷したために、

思考・記憶・行為・言語・注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態をいいます。

外見からは分かりにくい障害であるために、

周りの人から十分に理解を得ることが難しく誤解されてしまうことがあります。

高次脳機能障害の色々な症状

高次脳機能障害の影響は?

高次脳機能障害の症状には、

何度も同じ事を話したり質問したりする「記憶障害」、

気が散りやすく、仕事上でのミスが多くなる「注意障害」、

感情のコントロールができない「感情障害」のような様々な症状があり、

日常生活にさまざまな困難が生じます。

・注意障害

集中力が続かない。気が散りやすい。

複数のことを同時にできない。

・記憶障害

病気やけがの前のことは覚えているのに、

新しい出来事を覚えられない。

・失語

言いたい言葉が出てこない。

聞こえていてもその意味が分からない。

・遂行機能障害

段取り良く物事を進めることができない。

優先順位がつけられない。

・半側空間無視

目では見えているのに、片側に注意がいかないため、

見落としたり、ぶつかったりしやすい。

・感情と社会的行動の障害

感情や欲求のコントロールができない。

やる気が起きない。人柄が変わってしまう。