アンドルー・ワイル博士が患者さんにすすめている呼吸法を
ご紹介します。
①まず、おなかに重心を落とし、口から音を立てながら息を十分に吐ききります。

②次に、鼻からゆっくり数を1,2,3,4と数えながら吸います。
十分に吐けたなら、自然に空気が入ってきて吸えますから、
気張って吸い込もうとしなくとも大丈夫です。

③吸ったところで、息を止めます。
そして1,2,3,4,5,6,7と数えます。
これで肺のすみずみまで、酸素が行きわたることになります。

④7まで数えたら、こんどはゆっくり口から音を立てながら
1,2,3,4,5,6,7,8と数えながら息を吐いてゆきます。
8という数には、それほどこだわらず、吸った時より、
吐く息を十分長く、というのがコツです。

⑤②~④のプロセスを4~5回繰り返します。
これが1ラウンドで、この呼吸法を1日最低4~5回繰り返します。

ただこれだけです。
日常生活の中で、この呼吸法を習慣にしていると、
自律神経の働きをその場で調整する抜群の効果があります。

ゆったりとした長い呼吸を繰り返すことは、
効率よく酸素を取り入れて、炭酸ガスを交換できるので、
血液の流れも良くなり、血圧の上昇を防ぎ、細胞が活性化して、
新陳代謝を助ける役割もしてくれます。
その上、自律神経を安定させ、
緊張やイライラをしずめ、心の安定にもつながります.
私たち現代人にとって、正しい呼吸法は大切なことだと言えるでしょう。

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