敬震丹(けいしんたん)『気の巡りを正常な状態にする気付け薬』です。
では、「いったいって何?」と思いますよね。
漢方の世界では昔から、「人間の体には、目には見えないけれどというものが流れている」と考えられてきました。
とは、例えるならば、エネルギーのようなものです。


例えば、血液も、リンパ液などの水分も、身体の中で勝手に流れているように思いますが、

気の働きのおかげで体の中を巡ることができています。

ということは、気の流れが悪くなれば、血液の流れやリンパの流れも当然悪くなります。
そうなると、血液の中を流れに乗って運ばれていく酸素、栄養、ホルモンなどが、

司令塔である脳やその他の臓器にうまく運ばれず、大切な脳の働きや、全身のネットワークがうまくいかなくなります。

心や体の調子が悪くなった時は、現れている症状だけを考えるのではなく、

その根底にある「気」の巡りことも考えていく必要があります。 

気(エネルギー)を増やして、さらに気(エネルギー)の巡りを良くしていくと、とても治りやすいのです。
そして、このような「気の補い」「気の巡り」に働くのが「敬震丹(けいしんたん)」なのです。


・敬震丹はどのように効果を発揮するの?

敬震丹には、漢方用語で「気剤」と呼ばれる、気に作用する香りの良い生薬が多く配合されています。
「麝香、牛黄、竜脳、サフラン、沈香、香附子、木香、甘松、桂皮」の9種類がそれに当たります。
なんと、14種類の成分のうち、9種類が芳香性の気剤です。


これら香りの強い成分は、鼻腔から脳の大脳辺縁系へダイレクトに働きかけるため、効果が早く出るわけです。
アロマオイルなどを嗅いでも、リラックスしたりしますよね。
お客様の中には、口に入れなくても、敬震丹の香りを嗅いでいるだけで、気分が落ち着くと言う方もいます。
このような敬震丹の効果は、科学的にもとても理にかなっています。

さらに、敬震丹は香りの効果に加えて、服用後、体内に入ってからの効果もありますから、より優れた効果が発揮されるのです。


敬震丹は副作用もなく依存性もない、安心して続けられる漢方薬です


現代は、ストレスや忙しさ、疲労などから、気をすり減らしたり気の巡りが悪くなった結果、

病気になっている人がたくさんいます。
そんな方々の救世主となるのが
敬震丹です。

 

・敬震丹の効果的な服用方法
敬震丹の最大の特徴は「香り」です。
「香り」は鼻腔から入って、脳にダイレクトに働きかけるので、

出来れば、お口にふくんでしばらく舐めておき、その香りを感じた方がより効果的です。
ただし、そのままお口の中で敬震丹が溶けるのを待っていると、とても時間がかかるので、

ある程度たったら、かみ砕いていただいても結構です。

しかし、中にはこの敬震丹の香りが苦手な方もいます。
そんな方は、最初から指で4つくらいにパキパキッと割って、普通にお水でゴックンと飲んでいただいても大丈夫です。
敬震丹の味は、やや苦いのですが、こうしてお飲みになれば、味や香りはお口に中にあまり残りません。
香りを嗅がなくても、その効果はちゃんと発揮されますから大丈夫です!

 

敬震丹(けいしんたん)の歴史

今から400年以上も前のことです。
安土桃山時代(織田信長や豊臣秀吉のころ)、ある一人の旅人が助けを求めて犬伏家を訪れました。
その旅人に持病が起こり歩けなくなったのです。
犬伏家の人々が手当をしてあげた甲斐あって旅人は数日で全快しました。
旅人は、その恩に報いようと薬の作り方を犬伏家に伝授しました。
1831年、これを犬伏九郎左衛門が、阿波藩のお大名を診るお医者様、
橘春庵に相談をしてさらに改良を加え、薬名を「敬震丹」に改めて売りだしたのが始まり。

 

 

 

・敬震丹は約1cm四方の板状の平たいお薬で、まるでチョコレートのような色をしています。
香りの強い成分が多く配合されており、これらがもつ"気付け作用”によって、

さまざまなストレスを抱える現代の人たちに大変役立っています。