鷹揚を目指そう | よしちゃんのブログ

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佐世保市在住者です。自分の思った事や、日々の出来事に感想を入れたりしながら綴りたいと考えております。
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こんばんは

 

昨年の“第4クール”に放送された、原作が人気漫画のドラマにおいて、当初からの原作者の意向を汲まない脚本家やテレビ局とのイザコザにより、あろうことか?原作者の方が、自ら生命を絶たれたという衝撃的な報道を目にしました。

 

まずは、原作者先生のご冥福をお祈り申し上げます。

 

やはり“0から1を生み出し”、尚且つ、連載の締め切りに追われながら作画も担当される漫画家先生というのは、命を削りながらの過酷な仕事であられた事が実感されました。

 

生憎、ドラマも原作漫画も全く見ておりませんが、この手の分野に門外漢な私から見れば、テレビや映画で映像化されるというのは、“新たな読者層獲得に繋がるチャンス”とも思えたりするので、『もっと鷹揚に見守って頂けなかったものかなぁ・・・』とかを考えたりも致しましたが、これは的外れな意見となるのでしょうかね。

 

これまでも映像化されたドラマとその原作とでは、(随分違うんだなぁ)と思う作品もありましたが、(原作においては)「ドラマとは違う意味での味があって良いなぁ」とも思えましたから、『原作とは全く同じ作品ではない』という風に考えられなかった事は残念に思えました。

 

※かの“手塚先生”も、かつて加山御大が演じられた“(奇天烈な?)ブラックジャック”を気に入られていたみたいですし・・・。
 

いずれにしてもテレビ局側におかれては、“原作よりも良い作品を目指すべき”でありました。

 

※今や大ヒット作品となった『探偵ガリレオ』シリーズも、原作本第一巻のあとがきによれば、原作者先生自身が、『(冬彦役で人気役者となられた)佐野某氏が湯川のモデルである』と述べられておりました。それが今(これ以降の作品)では、完全に主演の“F山氏”をイメージしたキャラ設定になっている様子です。

 

こちらは完全に、映像化が成功した好事例となったと言えるのでしょう。

 

あと、ネットのコメント欄を見てみれば、“未だ連載中の作品”であったそうであり、“作品のイメージ云々”を気にされるのであれば、映像化は断るべきでありました。

 

思い起こせば、初期の『あしたのジョー』におけるアニメ化の場合、連載中の作品でもあったので、なんとアニメが原作に追いついてしまい、結局“カーロス・リベラ戦辺り”での終了となってしまいました。

 

その際、「これが世界チャンピオンのホセ・メンドーサだ!!」と写真を見せる場面がありました。ところが当時漫画においては名前しか登場していない存在であった為に、後に登場する姿とは全然違う“オッサン顔”でありました。

 

ともかく此度は残念な訃報でありましたが、(何事においても)他人の手に委ねる際には、鷹揚な気持ちで見守る姿勢も大切かと考えました。

 

しかし、“クリエーターの世界”は何とも厳しいですなぁ。

 

それでは