今回は、私がはじめてパニックの症状が出た時のお話を。
はじめてパニックの症状が出たのは、いつも通っている馴染の美容室で。
元々ひとり時間が大好きで、美容室で雑誌を読みながらゆっくり過ごせる時間は私の中で至福の時間だったので美容室に対する苦手意識は皆無。
だからその日も
「やったー!やっと美容室にいけるぅーーー」
ってうきうき出かけたんですよね。
で、カラーとカットをお願いして、いつも通りの施術。
美容師さんとも他愛のない話をしていたんだけど、
それは本当、何の前触れもなく突然すぎるほど突然に。
今思えば、隣の席で看護師さんなのかな?って方が美容師さんと会話をしていて。
その内容がちょっとグロテスクだったんですよね。
ただ、私別にグロテスクなものが苦手でもなかったんだけど、そのときはその会話がすごく嫌で。
あぁ、なんかこの話、いやだなー聞きたくないなぁ。
って思ってたんだよなー。
ってのをなぜか最近、「そういえばあのときあの隣の会話がまじで嫌だったよなー」と気付いた。
で、まぁそんなことを頭の片隅でさらーっと考えてたら、なんだか急に体がすごくそわそわしてきて。
美容師さんも相変わらず話しかけてくるんだけど、なんだかそれもすごく嫌になってきて。
巻いていたケープの首元がすごく苦しい。
酸素が薄くて、なんだかわからないけども経験したことのない気分の悪さが襲ってきて(吐き気とかそういうことじゃない、言葉では表せないとにかく得体の知れないザワザワとした感情)
そのうちに
だめだ。ここにいたくない!!!
って思って。
「なんか、、気分悪くて、、外に出てもいいですか??」って。
真冬の2月。
頭はカラーの真っ最中。サランラップだけ巻いてもらって、美容師さんもナニゴト??みたいな顔して心配そうにしてる。
それでもとにかく店内にいることが、苦しくて無理すぎて外に出て自分自身を落ち着かせる。
なんなんだ、、
一体私に何が起こってるんだ、、
手先が震えて唇も震えて体温も下がってるけど、それがこのわけわからない症状のせいなのか真冬の寒さでなのか、もうそれすらわからない。
寒い、寒いけどもうこの店内に入るのを身体が、拒否してる。
でも、私頭にサランラップ巻いてる←コントかよ
はやく戻らなきゃ。でも、戻りたくない。でも、寒い←やっぱり2月だしな。
とりあえず落ち着いた?みたいなタイミングで中に入ってシャンプーをしてもらったんだけど、やっぱり無理。
シャンプー台に横になっているそのときも、
「やっぱり無理です!」
って。いや、今それ言われてもって頭の状態なのは重々承知。
だって私の頭泡だらけだもんいま。
でも、まだまだ時間がかかると思えば思うほど一刻もはやく家に帰りたくて。
もう、なんならこの頭のままでいいから家に帰してくれって心境で。
なんとかシャンプー、ブローを耐え抜き、その日カットはできずに帰宅。
帰りの車でもずっと頭がほわほわおかしくて。
なんだ、なんなんだって、家に帰ってもソワソワしてて。おかしい、私、なにかがおかしい。って。
これが私がはじめてパニックの症状が出た日の話でパニック障害のはじまりの日。
その頃は、ほかの媒体でブログをやっていて、その時の状況をこんなことがあって、ほんとこわかったんだけどなんだったんだろう。って嘆いてたら、「それ、もしかしたらパニック障害じゃないかな?」って何名かの読者さんに教えてもらって。
え、私が、パニック障害??
やだーーー勘弁してよ。
って、正直間違いであってほしいと思ったけど。
でも、うん、ほんと、今や教科書通りのパニック障害!
そんなわけで、また次は、どんどん普段の生活を蝕むパニックの進行と、心療内科の新規予約まじとれないじゃんの話。