常連組と早春のお客さま | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

ぐずついた天気が続き、せっかくのテレワーク日に早朝鳥見もできず・・・待ちにまった週末、

昨日土曜日は、多摩川中上流部へ。1カ月ぶりの訪問です。

 

今年は鳥が少ない当地、今回も気配少なめな出だし。

エナガはペアでよく見かけます。

 

なんとかカシラダカ数羽に出会えたり。前回沢山いたアオジが少なく、

代わってホオジロが目立ちます。

 

シメやカワラヒワも激減。さみしいなあと思ってたら、

毎度、同じ場所でジョウビタキ♂。

 

河畔林が発達しているエリアまで来ると、長玉持ったカメラマン数人が林内を歩いています。

 

ここでは滅多に会わないので、?と思っていたら、突然、林の中から10羽弱の小鳥、

といってもムクドリによく似たシルエットの鳥がシリリリリッと鳴きながら飛び出して旋回。

これは・・・あわてて双眼鏡覗くと・・・レンジャク!

 

ヒー、という声も聞こえたのでヒレンジャクのよう。なるほど、人も集まるわけです。

残念ながらまた林に飛び込んで、捜索しても見つからず。

 

写真は撮れなかったものの、思いがけない出会いで久々に興奮!その後はベニマシコを

探してさまようも、声すら聞こえず。

 

雰囲気はいいんですが・・・もう北へむけて旅立ったのか・・・

 

来た道を引き返すと、遠くから目の前の林にアカゲラが飛び込みます。アオゲラは

よくみかけるものの、ここでは比較的珍しいです。

 

心躍らせてくれる、黒・白・真紅のコントラストを平地で拝めるのも、あとわずか。

 

先ほどレンジャクの群飛を見かけたエリアまで戻ってきて、未練がましく捜索していると、

かすかにシリリリリッと聞こえた気が。林内から人の声、目を凝らすと、藪の中に

ギャラリー数名が大声で談笑中・・・こうなると鳥が近寄る確度は低くなります・・・

離れた所から林内をゆっくり見回すと、遠くの枝の間にひょいっ!と飛び出す、鳥の影。

 

距離がありましたが、やっと会えました。今シーズン初めてのヒレンジャク。

 

枝にとまると、くつろいで殆ど動かず。パシャパシャしたあとは双眼鏡でじっくり観察。

土手を降りてきた別のカメラマンさんも加わって皆さんで撮影・観察を楽しみます。

 

こちらはさらに遠かった。全部で7羽いたかと、キレンジャクらしきは確認できず。

 

それにしてもレンジャクは大変な人気者。人も集まりだしたので、撤収です。

 

前回カシラダカが群れていたポイントからそう遠くないところで、10羽近い群れに遭遇。

 

他の鳥同様、秋の頃よりだいぶ警戒心が和らいでいるもよう。

 

レンジャクも美しい小鳥ですが、わたしにはやっぱり、カシラダカです。

 

途中下車してもう1か所寄りたいところあり、駅に戻る矢先、至近にジョウビタキ♀。

 

先を急いでる時に限って、どうしてこういうとことまんのよ・・・

 

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多摩川を後にし、急いで駅に戻り、地図を見て気になった、とある霊園へ。

 

霊園といえば、TM霊園が昔から有名な探鳥地ですが、こちらはネットでも殆ど情報無し。

とにかく今シーズン縁のないルリビタキ、あわよくばトラツグミに・・・

 

なんてそううまくはいかず、ひたすら広い霊園をさまよいます。ツグミとカラ類がやたらいる

くらい。散々歩いて曇ってきて寒いし、こりゃまっすぐ帰ってもよかったか・・・正門近くまで戻ってきた時でした。マツ並木からキクイタダキの声、ふと見ると低い所に来ています。

 

もう午後4時近く、曇天の木陰ながら近くに来てくれたキクイタダキ。

 

頭の菊の花も、なんとか確認できます。今シーズン、縁がある気がします。

やっぱりキクちゃん・・・かわいい。

 

シジュウカラと一緒に3羽ほどのキクイタダキ、ヒガラも1羽混じっていました。

 

正門から帰る間際、絶対いるはず、と思っていたビンズイがお見送り。

 

ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、カシラダカ、シメ、アオジ、アカゲラ、キクイタダキ、

ヒガラ、ビンズイ・・・常連組の冬鳥・漂鳥とゆっくり出会えたうえに、関東南部では早春に見ることの多いヒレンジャクにも会え、丸1日、充実した鳥見となりました。

 

このあと常連組は数を減らしていき、さみしくなりますが、今月後半~はレンジャクのように

早春に出会うことの多い冬鳥に会える時期、こちらに期待したいです。