鳥見遠征- 高原の鳥たち①(2023/6/17~19) | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

本日19(月)は休みをとり、先週末土曜から高原地帯行ってきました。
昨年もこの時期、2年連続です。

お目当ては、高原の夏鳥たち!数年前に旅行で7月の道東に行ったことがあり、
鳥見人にとってはもう天国みたいな場所だったのですが、そうしょっちゅうは行けず・・・
もちろん彼の地とは比較できませんが、東京から気軽に行ける場所でも、それなりに
その雰囲気を味わうことができます。

気軽と言っても・・・電車で4時間半ほどの道のり。ローカル線を

ひたすら乗り継ぎます。

 

土曜日の朝8時前に家を出て、12時半前に現地に到着。ん~疲れる。。。

あ~でも・・・空気が違う!!目の前の雄大で圧倒的な大自然。

日頃、東京での勤め人生活で荒みがちな心が少しずつ癒されていきます(笑)

昨年はテント持ち歩き、ソロキャンプ、としゃれこんだつもりが夜は風がすごくて
気になるし、カッコウが夜中に不気味な声出したりでほとんど寝られず・・・
今年は室内で寝ます(でも格安)。宿で荷をほどき、夕方まで近くを散策。

 

牧場脇の林の奥に進むと、ツィーと小鳥が騒がしく、目の前にヒラリととまります。

コサメビタキでした。

 

 

でも、やたらとチチチチッ、とか鳴いています・・・

 

マズい・・・少しその場から離れると、案の定鳴き止みました。

巣が近くにあるようで、警戒されていたのです。営巣放棄でもさせたら

もう最悪・・・その場から立ち去ります。

 

林にはキビタキも。

 

 

林を出て、今度は草原エリアへ。昨年は行かなかったエリアですが、

ここなら・・・お目当ての小鳥もいそうです。

 

標高1400m以上あるのですが、オオヨシキリがあちこちでにぎやか。

カッコウ、ホトトギスの声は、まるでBGMのように常にどこからか聞こえます。

 

そしてヒバリも元気に飛び交います。意外と普段はゆっくり観察したり

撮影する機会の無い鳥です。

 

 

そして・・・遠くから風に乗ってヒョーローリーという美声。

やはりいました!ノビタキです!

この鳥に会いたくてはるばるここまで来たのです。でもはるか遠方にちょこんと・・・

草原の鳥たちは警戒心が非常~に強く、中々近寄らせてくれません。

 

 

明日が本チャン、今日はガッつかず・・・と、遠くのノビタキを眺めていると、

突然その子を追い回し、ノビタキと共にこっちにむかってきた小鳥が1羽登場。

ノビタキはそのまま通り過ぎてしまいましたが、数m先にとまりました・・・

ホオアカです!

 

 

昨年は数が少なかったのですが、そこそこ来ているようです。

 

夕方近く、移動の疲れもあり宿に戻る途中、ここでは多いコムクドリが

ねぐら入りの前なのか、群れで騒いでいます。

 

メタリックな羽が綺麗です。

 

 

電線にいた1羽がヒタキのように

フライングキャッチしてハチらしき昆虫を採食。横顔がかわいい~!

 

 

アオジも電線で、鈴を転がすような美声でさえずっていました。

 

 

翌日の日曜は5時頃起床、近くを散策後、この鳥見旅最大のハイライト、

森林エリア+広大な草原地帯を探索。徒歩はさすがに無理、ペーパードライバーの

強~い味方・・・駅前のレンタルサイクルで電動自転車を借りにいきます。

 

地味に傾斜のある当地、電動自転車が重宝します。40代も半ばを過ぎ、

体力の過信は禁物!無理せず「パワーモード」で高度を稼ぎます。

まずは昨年行った広大な草原エリア。存在感のあるのはオオヨシキリやヒバリですが、

ノビタキ、ホオアカもそれなりに見聞きできます。もう既に9時を回っており、

ここはあとでゆっくり見回るとして、森まで先を急ぎます。

 

森に到着。ここはコルリの密度が濃くて、昨年初めて行ったときは大興奮。

そして到着していきなり・・・ピンツルルルルルッ、チョイチョイチョイチョイ!

しかもかなり近い!

 

目をこらすと・・・いました!1年ぶりのコルリです。

 

 

移動しても、見やすいところに出てくれるよい子です・・・ありがたや~

 

 

大声でよくさえずります。

 

 

ひとしきりさえずると森奥へ。さらに林道を上ると、近くからセンダイムシクイの声。

声のする方を捜索していると、背後がチィ―とかチリリリとか何やらにぎやか。

 

振り返ると、後方の崖の木にキバシリ、あわててカメラかまえると、

今度はゴジュウカラ。もうひっきりなしに鳥が現れます!この時期にこれだけの

種類と数、姿もばっちり、ありがたみをかみしめます。

 

 

すでに標高は1600m以上、ルリビタキやウソなど、亜高山帯の鳥を期待して

さらに林道を上に登りましたが、セミの声ばかりで鳥はおらず。

森を下ってきても、さっきまで賑やかだったところも静かです。

 

ここらへんが潮時、森の小鳥を堪能したので、草原エリアに戻ります。

林道下りはラクチン。

 

今日はこのあたりで、遠征となると、つい長くなってしまいます・・・

読んでいただきありがとうございました。

 

後半は草原の鳥たちについてです!