本日19(月)は休みをとり、先週末土曜から高原地帯行ってきました。
昨年もこの時期、2年連続です。
お目当ては、高原の夏鳥たち!数年前に旅行で7月の道東に行ったことがあり、
鳥見人にとってはもう天国みたいな場所だったのですが、そうしょっちゅうは行けず・・・
もちろん彼の地とは比較できませんが、東京から気軽に行ける場所でも、それなりに
その雰囲気を味わうことができます。
気軽と言っても・・・電車で4時間半ほどの道のり。ローカル線を
ひたすら乗り継ぎます。
土曜日の朝8時前に家を出て、12時半前に現地に到着。ん~疲れる。。。
あ~でも・・・空気が違う!!目の前の雄大で圧倒的な大自然。
日頃、東京での勤め人生活で荒みがちな心が少しずつ癒されていきます(笑)
昨年はテント持ち歩き、ソロキャンプ、としゃれこんだつもりが夜は風がすごくて
気になるし、カッコウが夜中に不気味な声出したりでほとんど寝られず・・・
今年は室内で寝ます(でも格安)。宿で荷をほどき、夕方まで近くを散策。
牧場脇の林の奥に進むと、ツィーと小鳥が騒がしく、目の前にヒラリととまります。
コサメビタキでした。
でも、やたらとチチチチッ、とか鳴いています・・・
マズい・・・少しその場から離れると、案の定鳴き止みました。
巣が近くにあるようで、警戒されていたのです。営巣放棄でもさせたら
もう最悪・・・その場から立ち去ります。
林にはキビタキも。
林を出て、今度は草原エリアへ。昨年は行かなかったエリアですが、
ここなら・・・お目当ての小鳥もいそうです。
標高1400m以上あるのですが、オオヨシキリがあちこちでにぎやか。
カッコウ、ホトトギスの声は、まるでBGMのように常にどこからか聞こえます。
そしてヒバリも元気に飛び交います。意外と普段はゆっくり観察したり
撮影する機会の無い鳥です。
そして・・・遠くから風に乗ってヒョーローリーという美声。
やはりいました!ノビタキです!
この鳥に会いたくてはるばるここまで来たのです。でもはるか遠方にちょこんと・・・
草原の鳥たちは警戒心が非常~に強く、中々近寄らせてくれません。
明日が本チャン、今日はガッつかず・・・と、遠くのノビタキを眺めていると、
突然その子を追い回し、ノビタキと共にこっちにむかってきた小鳥が1羽登場。
ノビタキはそのまま通り過ぎてしまいましたが、数m先にとまりました・・・
ホオアカです!
昨年は数が少なかったのですが、そこそこ来ているようです。
夕方近く、移動の疲れもあり宿に戻る途中、ここでは多いコムクドリが
ねぐら入りの前なのか、群れで騒いでいます。
メタリックな羽が綺麗です。
電線にいた1羽がヒタキのように
フライングキャッチしてハチらしき昆虫を採食。横顔がかわいい~!
アオジも電線で、鈴を転がすような美声でさえずっていました。
翌日の日曜は5時頃起床、近くを散策後、この鳥見旅最大のハイライト、
森林エリア+広大な草原地帯を探索。徒歩はさすがに無理、ペーパードライバーの
強~い味方・・・駅前のレンタルサイクルで電動自転車を借りにいきます。
地味に傾斜のある当地、電動自転車が重宝します。40代も半ばを過ぎ、
体力の過信は禁物!無理せず「パワーモード」で高度を稼ぎます。
まずは昨年行った広大な草原エリア。存在感のあるのはオオヨシキリやヒバリですが、
ノビタキ、ホオアカもそれなりに見聞きできます。もう既に9時を回っており、
ここはあとでゆっくり見回るとして、森まで先を急ぎます。
森に到着。ここはコルリの密度が濃くて、昨年初めて行ったときは大興奮。
そして到着していきなり・・・ピンツルルルルルッ、チョイチョイチョイチョイ!
しかもかなり近い!
目をこらすと・・・いました!1年ぶりのコルリです。
移動しても、見やすいところに出てくれるよい子です・・・ありがたや~
大声でよくさえずります。
ひとしきりさえずると森奥へ。さらに林道を上ると、近くからセンダイムシクイの声。
声のする方を捜索していると、背後がチィ―とかチリリリとか何やらにぎやか。
振り返ると、後方の崖の木にキバシリ、あわててカメラかまえると、
今度はゴジュウカラ。もうひっきりなしに鳥が現れます!この時期にこれだけの
種類と数、姿もばっちり、ありがたみをかみしめます。
すでに標高は1600m以上、ルリビタキやウソなど、亜高山帯の鳥を期待して
さらに林道を上に登りましたが、セミの声ばかりで鳥はおらず。
森を下ってきても、さっきまで賑やかだったところも静かです。
ここらへんが潮時、森の小鳥を堪能したので、草原エリアに戻ります。
林道下りはラクチン。
今日はこのあたりで、遠征となると、つい長くなってしまいます・・・
読んでいただきありがとうございました。
後半は草原の鳥たちについてです!