迫力!ハイタカの狩り @上野・不忍池(2023/2/5) | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

週末すべて鳥見というわけにもいかず、今日は所用も兼ね、家族で久しぶりに上野動物園へ。思いのほか暖かい春の日差しの日曜日ということもあり、さらにパンダが帰ってしまう、ということもあるのかスゴイ人!日本の野鳥も飼育展示あり、シロフクロウやオオワシ、いつか本場・厳冬の北海道で見たい、というのもあり、横目で見るに留めました(笑)。東園からくまなく見て回り、西園につく頃にはもうヘトヘト・・・

 

そして西園につくやいなや、小型の猛禽がヒラヒラと低空を、そして来園者でにぎわう不忍池沿いの道の街路樹にとまるではありませんか!

 

カメラを持っていたものの、双眼鏡は無く、そのうちまたヒラヒラと飛んで行ってしまいました。尾羽が長いような短いような・・・サイズ的にはツミの♀?

 

そんな出会いもあり、せっかくなのでカモでもゆっくりみたいと、爬虫類・両生類館に向かう家族と一旦別れて、Yoshibitakiさんは不忍池へ。それが、カモがまったく見当たらず・・・一面、枯れたハスやアシ原で覆いつくされ、開水面がほとんどないからでしょうか・・・?

 

しばらく池を散策すると、ムクドリの15羽ほどの群れやヒヨドリなどがパニック的に飛びまわっています、「猛禽?!」見上げると、さきほどと同じサイズのタカが、ムクドリの群れを追いやりつつ、どんどんこちらに向かって飛んできます。そして、頭上真上付近で少しだけフワリと速度をゆるめたかと思うと・・・ものすごい速さで翼をすぼめて急降下、池奥、トイレらしき建物の近くにあるわずかなアシ原に突っ込んでいくではありませんか!!

 

大至急そちらにむかうと・・・スズメ、エナガは「ヒルルルゥゥゥ」というようなか細い警戒音出し、シジュウカラも騒がしく鳴いています。しばらくじっと近くで待っていると、「ガサガサガサガサ」と、音を立てながら枯れたアシ原の中でうごめくものが・・・小鳥たちは一斉に警戒音を出します。そして、現れました・・・白い眉斑が目立つ、少し褐色味の強い、ハイタカの亜成鳥と思われるタカがいました!そしてそのあとがビックリ・・・枯れたアシの中を薮漕ぎのごとく歩き回り、突然、フワリと舞い上がったかと思うと、また突っ込んでいくのです!最初の狩りは失敗、おそらく薮の奥深くに逃げ込んでいる小鳥を再度狙おうとしているのです!そしてスズメやエナガ達も利口です、飛び出してしまったら、飛行の巧みなハイタカにつかまってしまうリスクが高いとわかっているのでしょう。じっと薮の奥深くに逃げ込んだままなのです。ハイタカは密集するアシに翼やらが引っかかってしまい、こうなるとなかなか獲物をしとめるのは至難の業だと思います。

 

2度ほどその再チャレンジ試みたものの、失敗、少し藪から出てきたところ、慌ててカメラを準備し、何枚かアシの間から、ピントがあったのがこちらでした。

 

 

その後あきらめたハイタカは藪から飛び出して近くの街路樹へ。エナガ達小鳥の警戒音に見送られながら、飛び去りました。時間にして10分ほどでしたでしょうか。距離にして5mもない距離、迫力満点のハイタカの狩りという、思いがけないドラマに遭遇して大興奮でした。

 

自然豊かな有名野鳥スポットにはりきって行って、血眼になって鳥探しても予想外に不作、なんてことだってしょっちゅうあるのに、えてしてこういうガチの鳥見じゃないときに、すんごいもの見れちゃったりするんですよね・・・苦笑