円安トレンド下のシンガポール生活 | Piece by piece. The next step and beyond.

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人生はパズルを1ピースずつはめながら作っていくもの。夢を叶えるため、日々パズルのピースを探し求めています。

空と飛行機をこよなく愛する元フライトドクターの日記です。

はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

日本は台風続きの季節になっていますね。それでも、先日戻ったら、残暑のジメジメした感じはなくなり、すっきりとした天気に変わっていて、四季の変化を感じます。旬の秋刀魚と柿がメチャクチャ美味しかったです。ちょっとしたことですが、日本を離れるとわかる四季の良さですね。


さて、海外生活も今日で4か月目突入です。今日は、生活をする上で欠かせないお金の話をしようと思います.


日本円は海外主要国で使う分においては、十分に通用する通貨です。ただ、小さな国や地方にいくとやはり流通の主流はアメリカドル。仮に円を現地通貨に交換できたとしても、レートが悪いことが多いです。そういう我々フライトチームも、ミッションに行く時は米ドルを持っていくことになります。患者さんのニーズがあれば、どんな途上国の田舎であろうと行きますので当然ですね。


その円ですが、最近少し戻してきたものの長期トレンドでの円安進行が止まりません。ここ1ヶ月で、対ドルで約一割も価値を落とすことになりました。こちらでの給与は米ドルで支給されるため、円安の進行は都合がいいのですが、生活は円を基準に(日本の物価と比較しながら)考えているので、高い物価が更に高いように感じます。逆に、今回のように日本に帰国すると食べ物も服も安く感じるという不思議な現象に遭遇します。


円高更新が叫ばれていた一時75円台だった時から比べると、ここ5年ほどで30円も円安になりました。価値が3割も落ちたわけです。(10000円で、130ドルに変えられたのが、今は90ドルのみ)

来星時は、十万円単位であれば相場レートに色をつけてシンガポールドルに交換してくれた両替商のおばちゃんも、日に日に進む円安ではいい条件を出してくれなくなりました。当面は、日本円を切り崩して生活をするのは辞めました。


円安、円高どちらがいいのか難しいです。為替相場と睨めっこしながらの生活がしばらく続きそうです。