クラッチカバー裏側のガスケット、クリアー塗装を剥がしたら、次はカバー表面の塗料剥がしへ
ここは前後ブレーキパネルやフロントアウターチューブ同様、磨いたアルミの上からクリアー塗装されてます
跳ね石等でクリアー表面が傷付くと、そこから水分が入ってアルミが腐食…
細かい蜘蛛の巣状に塗装が割れて来るやっかいな部分…
表面のクリアー塗装を剥がすだけで無く、オイルフィルターのフタの合わせ面にもクリアーが塗られているのでコチラも剥がすコトにします
フタ自体は以前、剥離剤でクリアーを落として磨いたモノです
強力剥離剤・スケルトンを刷毛で表面に置く様に厚めにペタペタ塗ってきます
ツルツルに磨かれたアルミに塗られて塗料の密着性が良くないので、剥離剤を塗るとすぐに塗料が反応…
塗料が縮んで割れて浮き上がって来ます
ココはシリンダーの黒ペンキと違い、すんなりと1回塗りで剥離作業は終了
その後、剥離剤を洗って落としますが、コレがなかなかしぶとい・・・
洗剤水で洗い落としますが、水と反応した剥離剤がゲル状になりこびり付いて落とすのが大変!!
洗いを2回、すすぎを3回やって洗浄終了!
(`・ω・´)ゞ
その後、充分にエアを吹いてカスを飛ばしました
洗い残しがオイルラインに詰まってたら惨事ですからね
(´・ω・`)
カバーが乾燥したら、ブラスト前にガムテープ2重貼りでマスキング
クリアー塗装が割れた箇所はやはりアルミ地金が腐食しております
ガビガビになった部分は紙ヤスリ掛けではキレイに落とせそうにも無いですね…
磨かれたアルミ部品が多い、研磨職人による手作業のこだわりの製法!
なんて言われてるSRですが…
磨くのに手間が掛かる部分はスル~されてて、けっこうテキト~です
見えないトコには削りきって無い、金型のザラザラが残ります
生産コストのコトを考えると仕方がない部分なんでしょうね
カバー内部の凹みには丸めた新聞紙を詰めてガムテが剥がれない様にしてマスキング
次はカバーのブラスト作業に移ります
(・∀・)ノシ