みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
私はゴールデンウィーク(以下、GW)後半、道内の近場で久々に家族でのんびり過ごしました。
羽田から新千歳に向かう機内はワクワク感満載の家族やグループで満席でした。時折、元気よく泣く赤ちゃんの声を聞いて、「久々に機内で赤ちゃんの鳴き声を聞いたなぁ」と、感慨深く、こうやって旅行ができるようになり大変嬉しくなりました。

 

新型コロナウイルスの新規感染者数も想定以上に抑制されており、これまで長らく苦しんでこられた観光・飲食にも少し明るい兆しが見えてきました。しかし、札幌市内のホテル稼働率はGW中の良いところでも6割と、完全回復には程遠い状況。

 

私が事務局長を務める自民党新型コロナ等感染症対策本部ではコロナの現状に応じて諸条件を緩和する提言を行なっています。

 

まずは、水際の規制緩和として6月1日より1日あたり入国者を1万人から2万人に増やします。また、6月末をめどに新千歳空港と那覇空港の海外便を再開します。いわゆる「Go To」的な支援策の再開も目下検討を進めています。

 

日常生活でもマスク着用ルールも以下の通り緩和します。しかし、「外で2m」など分かりにくく、特に訪日外国人に徹底が困難なルールはより分かり易くしていきます。

 

↑出典:厚労省「屋外・屋内でのマスク着用について」

 

ただ、新型コロナの感染症法上の分類を2類相当から5類相当にへの引き下げについては、2類相当でなければ①致死率の高い株が出てきた際に緊急事態宣言等を発令できない②ワクチンや治療薬を無償化できない③病床の確保などパンデミックに応じた医療インフラの体制構築が迅速にできないなどの理由から慎重に検討します。

 

何より実体経済をフルスケールで動かすことが「コロナで失われた2年半」を取り戻す最善策です。その間、政府・責任与党は国民のみなさまの生命と暮らしを守るべく全力を尽くします。5月27日に衆議院で可決した令和4年度補正予算は総額2兆7009億円。コロナ対策、原油等物価高騰対策を含む1兆1739億円に加え、迅速に執行できる予備費を1兆5200億円積み増しました。国民の生命と暮らしを守り抜く施策を地道に打ち続けます。