全国の新規感染者数は増加傾向が続き、過去最多の水準になっています。

第三波がより早く始まった北海道は年末の時短要請の効果もあり、1月中旬時点では上昇に歯止めがかかっています。

道民のみなさまにきちんと対応していただいたお陰で、「行動抑制は新規感染者抑制に効果がある」ということを改めて証明できたと考えます。

 

関東、中部、関西の11都府県では新規感染者の急増に加え、医療機関の受入体制逼迫を受けて、18日から断続的に緊急事態宣言が発出されました。

 

今回は昨年4月の緊急事態宣言とは異なり、地域を限定し、また時間短縮等の協力を要請する業種もギリギリまで限定して協力のお願いをしています。

可能な限り社会経済活動への影響を抑制することに配慮していますが、対象となってしまった飲食業等のみなさまには再度大変厳しいご協力をお願いせざるを得なくなったことを心の底から申し訳なく思います。

 

飲食は私自身も含め、国民の最大の楽しみの一つです。

私は仕事柄世界を飛び回ってきましたが、日本の食事とお酒は世界最高水準です。

それ故に楽しめない今の状況は痛恨の極みです。

国民が一致団結して短期間で新規感染者の数を抑え込み、我々の手で自由に飲み食いできる日を一日も早く取り戻そうではありませんか!!

 

改善の余地はまだまだあります。

117日現在、昨年の緊急事態宣言直前の47日と比べると、まだまだ人出が減っていない現実があります。

 

例えば・・・

 

・東京都、渋谷センター街:+42

・東京都、吉祥寺駅:+12

・京都府、河原町駅:+45

・大阪府、なんば駅:+19

 

新型コロナウイルス撲滅にウルトラCはありません。

「行動変容」あるのみです!

 

新型コロナ分科会にて。新規感染者抑制の苦悩と試行錯誤が続きます(私は右端)