5月25日に全国的に緊急事態宣言が解除されました。
しかし、まだ新型コロナから解放されたわけではありません。我々は新型コロナによってもたらされた様々な痛みに苦しみ、不透明な先行きに不安を抱え、第二波の発生を恐れながら「コロナのある生活」を歩んでいます。
特に北海道においては2月28日の道による緊急事態宣言からほぼ3ヶ月と、他の都府県より約1ヶ月半も長い自粛を余儀なくされてきました。
北海道の被った苦痛が国内でもとりわけ甚大であったことを「政府の対策」という形で慰労してもらうべく頑張って参ります。
総額31.8兆円の二次補正が閣議決定されました。
6月8日の週に予算委員会で審議して、速やかに国会可決・成立を目指します!
そしてこれらを必要とする方々に1日でも早くお届けできるよう全力を尽くします!
新型コロナ対策関連のメニュー概要は以下の通りです。
1.雇用調整助成金の拡充等(4,519億円)
2.資金繰り対応の強化(11兆6,390億円)
(1)中小・小規模事業者向け融資(8兆8,174億円)
(2)中堅・大企業向け融資(4,521億円)
(3)資本性資金の活用(2兆3,692億円)
3.家賃支援給付金の創設(2兆242億円)
4.医療提供体制等の強化(2兆9,892億円)
(1)新型コロナ緊急包括支援交付金(2兆2,370億円
(2)医療用マスク等の医療機関への配布(4,379億円)
(3)ワクチン・治療薬の開発等(2,055億円)
5.その他支援(4兆7,127億円)
6.新型コロナ予備費(10兆円)
予算額の大きい目玉としては・・・
【雇用・生活支援】
■「雇用調整助成金」を日額上限 15,000円に増額、9月まで延長
■新型コロナ「対応休業支援金」の創設。休業中の賃金支払いを受けられなかった中小企業労働者の申請に対して支給
■最悪の事態に備えた失業保険の原資の追加確保
【資金繰り】
■日本政策金融公庫等の実質無利子融資の継続・拡充
(1)貸付限度:中小・危機6億円、国民8千万円に増額
(2)利下げ上限:中小・危機2億円、国民4千万円に増額
■民間金融機関を通じた実質無利子融資の継続拡充
(1)信用保証料減免:上限4千万円に増額
(2)都道府県制度融資通じた利子補給:上限4千万円に増額
【持続化給付金】
■原資を積み増し。売上が50%以上減少した法人は200万円、個人事業者は100万円を給付
【家賃支援給付金】
■対象:5月から12月に1ヶ月の売上が50%以上減少、もしくは3ヶ月連続で売上が30%以上減少(いずれも前年同月・同期比)
■給付額・率:直近の支払家賃月額の6ヶ月分。給付率は2/3、上限は法人50万円、個人事業者25万円(いずれも月額)
■総支払家賃が高額な場合は、給付上限超過額の1/3を給付。上限を法人100万円、個人事業者50万円(いずれも月額)に引き上げる
【生活支援】
■個人向け緊急小口資金の特例貸付 (最大20万円、最悪返済不要)
■生活困窮者への支援(自立相談支援)、住まい対策(住居確保給付金、アパート等入居支援)
■低所得ひとり親世帯への臨時特別給付金、児童扶養手当受給世帯は 一世帯5万円、第2子以降ひとり2万円。収入が減少した児童扶養手当受給世帯は一世帯5万円
【医療・福祉体制】
■重点医療機関への支援
■救急・周産期・小児医療機関の 院内感染対策、医療機関・薬局の感染症対策支援
■医療従事者等への 慰労金支給
■介護福祉事業者への 感染症対策経費
■介護・障害福祉事業所職員等への 慰労金支給
■医療・福祉事業者への 資金繰り支援(まず借入利子の補助→無利子・無担保融資)
■医療用物資の確保、医療機関への配布
■地域 外来・検査センターの設置(医療機関・検査機関への委託料給付)とPCR・抗原検査の実施
■ワクチン・治療薬の開発資金補助と 量産体制の整備(2,055億円)
【農林漁業関連】
■経営継続補助金:省力化機械の導入など 生産・販売方式の転換に必要な経費(補助率3/4、上限100万円)と消毒・換気設備・感染防止対策(定額、上限50万円)
■農林漁業セーフティーネット資金等の 実質無利子化・無担保化の融資枠拡大(+3,725億円)
■高収益作物次期作支援交付金:施設園芸の交付金単価引き上げ(花き等80万円、果樹25万円/10a)と、花き等の高品質なものを厳選して出荷する取組みの支援追加(2.2千円/人・日)
■休業中の漁業者対策として漁船による 漁場の耕うん・清掃(6万円程度/隻)、資源調査(6万円/隻)など
【文部科学関連】
■生活に困っている学生・芸術家・アーティスト等の支援(773億円)
■臨時休業に伴う児童生徒等の学びの保障(774億円、学校教育活動再開支援経費や幼稚園でのマスク購入支援、特別支援学校スクールバス感染症対策支援等を含む)
上記以外にも多数のメニューがあります。詳細は国会か札幌の和田義明事務所にご照会いただくか、経済産業省、厚生労働省、農林水産省、文部科学省等のホームページをご覧ください!
国会は6月17日で閉会予定ですが、政治が止まるわけではありません。
政府は閉会後も引き続き新型コロナ対策に全力で注力します。
私は地元選挙区に帰り(2ヶ月ぶり!)、現場をしっかりと見て、みなさまの声に真摯に耳を傾け、自民党本部と政府に伝えて実現を目指します!