師走の12月12日と13日、社中のお稽古として歳暮の茶事を行いました。

テ一マは雪の歳暮として曳舟の軸を掛け、一年の終わりとはじまりを感じられる道具を用意。

水の流れと人の身はの句名通りの宝船の干菓子等、歳暮の趣向を組み入れました。

 

ただし、今回はお稽古茶事ですので席主も半東も不慣れな社中が担当。何かと大変だったようで、点前だけ出来れば良いだけでない席主の苦労と楽しみをわざわざ体験してもらいました。

しかし思い返せば。何と意地悪な師匠ですね。

それでも最後までやり切ったお弟子の皆様には頭が下がります。本当にお疲れさまでした。

茶事の楽しさは客3分に亭主7分と申します。

裏方の大変さを乗り越え、客が喜ぶ姿がご褒美。

上手くいった茶事を経験すると、またすぐ苦労があっても茶事をしたくなるようです。

 

茶道教室「古今庵」では、季節毎に茶事を開催しています。

茶道の本意たる茶事の楽しみを味わっていただけるよう、これからも努力して

いこうと思いますので、この楽しみに触れたいと思った方はご連絡ください。

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