先週7月5日~7日、古今庵では【七夕の茶の湯】と称して茶事形式の茶会をおこないました。
七夕は古来より乞巧奠と呼ばれ、平安時代には清涼殿の東庭に四脚の机を立て、その上に熟瓜、茄子、胡瓜などを供えました。そこに裁縫上達の祈り、牽牛織姫二星会合を話題に作文や詩歌の楽しみが加わりました。
また、平安時代末には梶の葉に願いをしたためることが広まり、白居易の歌にも伝えられるように竹に願いの糸をかけました。
古今庵ではそのような故事を参考に、七夕の飾りを再現し、さらに食事とお茶をさし上げました。茶事を通して日本文化の良さを伝えられるように工夫し、皆さまをもてなすことができたことが嬉しく思います。
七夕の一日、皆さま思い思いに楽しまれ、ある方は箏の弦を弾き、ある方は短冊詩歌に筆をはしらせ、平安貴族の生活に思いをはせながら楽しまれました。
日本文化の楽しみ、茶の湯の時間、今後もいろいろ出来そうですね!
表千家古今庵茶会にて
#七夕の飾り#乞巧殿#茶道教室名古屋#七夕の茶の湯