曜変天目茶碗をみる。

「曜変」(ようへん)とは窯の中の炎によって
焼き物の色の変化が起こる窯変(ようへん)のことだが
黒い釉薬(ゆうやく)が青い斑紋(はんもん)となって
光彩があらわれた状態のときに「曜変」の字を使っているとのこと。
「曜」とは星・輝きの意味から「窯」に重ねている。

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「天目」(てんもく)とは中国・浙江省(せっこうしょう)の
天目山にあった禅宗寺院に由来している。
鎌倉時代に留学した日本人僧たちが当時一般的に使っていた
喫茶用の碗を、天目山の碗という意味で「天目」と呼んでいた。
それが日本で中国産の茶碗を指す言葉になったとのこと。

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他にも曜変の次に油滴(ゆてき)天目、乃木目(のぎめ)天目などなど
製法や伝来など知識満載の展示で
鑑賞の手前で疲れてしまった。
これではいけませんね。
しかし世界で3つしか存在しない
曜変天目は
何十万個に一つの偶然が重なり合ってできたものなので
その希少価値たるや
まるで焼き物界のスーパースター扱いの展示でした。
黒い部屋の中でスポットライトを照らされて
魅せる一億光年の光彩。
まさに「宇宙でござる!」
と言わんばかりの堂々としたお姿に頭を垂れてしまいます。

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造形作家の岡崎乾二郎(おかざき・けんじろう)氏は
自身の著書「絵画の素」で
予期できない色合いの変化は
自分でコントロールできない。
その偶然の作物は
自分の作品と言えるのか
と まさにこの曜変天目を指して言っている。

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それが焼き物の面白さであるが
つい焼き物の神様が作ったと言いたくなるとも。
そして
才能は個人が所有できるものではないとの域まで
いってしまっている。
いやいや 自然の摂理では
美しいものは作るのではなく
生まれるのだ
ということなんでしょうかね。
何やら「宇宙でござる!」なぁ















































