探偵マーロウ | YOSHI DESIGN

YOSHI DESIGN

design art jazz movie kabuki fashion



 近所のシネコンで久しぶりに映画を観た。

 夕方7時から9時まで、150席位の客席に観客はわずかに6人。

 観る方にとってはゆっくり観れるけど、いいんだか悪いんだか・・・


 レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウだ。

 ハンフリー・ボガード、ロバート・ミッチャム、

 エリオット・グールドが演じたマーロウを、

 リーアム・ニーソンが挑んでいる。

 30年代のサンフランシシコのノワール感(暗黒街)の気分を

 どうやって描いていくのかが見どころだ。



 いいですねぇこの街並み。30年代をこんなに俯瞰して

 見えるところがサンフランシスコにまだあるんだと思ったら

 バルセロナでの撮影だと知って驚き。



 物語の方は、なんか一回ではよくわかりにくいです。

 ストーリーはわかりますが面白さを楽しむには

 凝ったセリフ回しにあるので

 そのウィットとか皮肉をつかむのにチョイ疲れるな。



 その中で運転手のセドリックがキラリと光っていましたね。

 マーロウとのやりとりのセリフ回しとテンポがよかった。

 ラストはまるでカサブランカを思いおこさせる様な

 クサさだったけど、そういうのが好きですね。



 アドウェール・アキノエ=アグバエさんであります。



 さてファッションですけど。

 チョイ期待はずれでしたね。初老のくたびれ感を狙っているのは

 わかるんだけど、もう少し着こなしでダンディズムが欲しかったなぁ。

 カラークリップの挿し方もだらしないよ。





ワイシャツの襟に差し込むカラークリップ。

ネクタイの結び目をキュッと持ち上げる効果がある。



それに対してギャング役は決まっていましたね。

この伊達ぶりと色気。色悪ってやつですね。

ルー・ヘンドリックス役のアラン・カミング。

どこかジョージ・ラフトに似ています。



こちらはコルバタ・クラブの支配人フロイド・ハンソン役の

ダニー・ヒューストン。

柔らかい色使いでリラックスした感じが、余計に悪っぽい。



こちらもクラシックなスタイルなだけに余計に悪さが立っています。

やはり探偵ものは悪役の存在感で決まりますね。



ファッションに対して音楽は良かった。

レクオーナ・キューヴァン・ボーイズの「クバナカン」

何度か流れるのでなんとなく覚えていて

口笛えが印象に残る穏やかな雰囲気がとても良かった。



そしてエンディングの曲。

ジョン・バティステの

「The Light Shines Brightest In The Dark From"Marlow"」

熱い歌い方だけどジャズしている。




後ろのブラインドの撮り方に注目です。

日差しが入ってきてその影が壁と主人公に映る。

これが探偵もののお約束でありますよ。



こんなイメージね。42年前の雑誌ブルータスです。



DVDが発売されたら、ゆっくり見直して堪能したい映画ですね。


画像は全て引用写真