人事部員の日記 -502ページ目

『借金取りの王子』(垣根涼介)

借金取りの王子/垣根 涼介

¥1,575
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出版社紹介文
村上真介はリストラを請負う会社に勤めるサラリーマン。昨日はデパート、今日はサラ金、明日は生保に乗り込んで、泣かれたり、殴られたり。相性バッチリの恋人陽子は恐ろしく気の強い女で、すんなり結婚とはいかないし、真介の前には難題山積み。だけど明日は来る――。他人事でないリストラ話に思わず涙。働く人必読の面白小説!


前に紹介した、君たちに明日はないの続編である。


週末は本を読んで過ごすという事が定着してしまった。

若者らしくない、そして、本を読んでいて、その内容とリンクして、このままでいいのだろうか?と考えてしまうのであった・・・仕事の面でもであるが、恋愛の面です・・・


前作と共通する感想として、私自身が以前から感じていた、人の仕事と人生観を疑似体験するよい読み物であると思う。


人は人生の大部分を占める仕事を肯定的にとらえつつも、常に不安に感じている。

出来る人ほど、このままでいいのだろうか?と不安に思っているのではないか?

トップに上り詰めていくほど、孤独を感じていく。


本書では、様々な業種の対象者の人生を描きつつ、決してどろどろとしたものでない爽やかさを描き出している。

実際にそんなに爽やかなものではないかもしれないが、


人生の転機を迎えること。


転職を行うこと。


その場をピンポイントに描く事で、一冊で何人もの人生を疑似体験できると感じた。


現在の仕事で、また以前の仕事でその転機に多く出会えることを大変嬉しく思う。