本日はこちらの本です。


20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!/野瀬 大樹

¥1,365
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【目次】

はじめに


第1章 今こそ、お金について真剣に考えてください


第2章 家計のムダを見直し、支出を2分の1にする


第3章 稼ぎ方を見直し、貯金を100倍にする


第4章 今のうちに心得ておきたい、結婚にまつわるお金のこと


第5章 「ああ損した!」といわないためのマイホーム計画


第6章 これだけおさえておけばもう大丈夫、お金についての「10鉄則」


おすすめ書籍紹介


おわりに



【カッチョコピー】

20代で読めばヤバイ」が「チャンス」に変わる



【読書の目的】

労働時間を減らして、お金を貯める方法を知る



【感想】

先日のエリエスのセミナー で話を伺った野瀬大樹さん、野瀬裕子さんの著書です。


本書は夫婦で公認会計士の著者が、若いうち(特に20代のうち)に身に付けておきたい、お金についての考え方を示したものです。


なんとも刺激的なタイトルですが、読み終わっての感想は今の20代はラッキーだなということです。

だって、この本を読めるんですから。


本書の中で「知らないことは罪である」という言葉とともに、読者に次の質問が投げかけられます。


①都銀・地銀とインターネット銀行の定期預金利息がどのくらい違うか知っているか。

②近所の投資用不動産がどれくらいから買えるか知っているか。

③証券口座を開いているか。


幸い、私自身はこの質問の答えは全て「はい」でした。

なんて格好良いを言ってますが(笑)、全て「はい」となったのはつい最近のことです。


以前から株の取引をやっていたため、③については比較的前から出来ていましたが、

①については半年ほど前に、預金先を決めるために各銀行の利息を調べたときに初めてその差を知りました。


②に関しては、ほんの1ヶ月ほど前にちょっとした関心で調べるまで全く知りませんでした。


で、今になって思うのが、この辺のことを20代のうちに出来ていれば良かったなぁということです。


これだけでなく、本書で書かれているざっくりとした数字で損か得かを判断するということ(車やマンションを買う場合と借りる場合のそれぞれのコストなど)。


ここら辺の考え方についても、20代のうちに身につけているか否かでだいぶ違っただろうなと思いました。



ことお金に関しては、時間のアドバンテージはその後の結果にかなり効いてきます。

私のように30過ぎて始めるか、20代で始めるかでは下手すると10年近くの差となりますが、この差は大きいです。


それを回避するためにもこの本、タイトルのとおり20代の人は読んでおいて損はないと思います。



【赤ペンポイント】

あらゆる年齢層・収入層の社会人に「あとどれくらい所得が増えたらあなたの生活はよくなりますか?」という質問を投げかけると、その答えは平均2割増しで落ち着くそうです。


私たちの行動も、直感だけでなく、そこに少しの数字のエッセンスを加えるだけで、非常に効率的で無駄のないものになります。


①それはいくらかかるのか?

②それにはどれくらいの追加費用がかかるのか?

③それを何年使用する予定なのか?

④それはいくらで売れるのか?


「転職せずに一生同じ会社に勤めあげることは悪ではない。ただし、転職を考えないことは悪だ」と私は思います。


築10年あたりからガクッと価格が下がり、価格が価値よりも下がります。

賢い人は、このタイミングでマンションを購入するのです。


私たちは知らず知らずのうちにまわりの情報を鵜呑みにし、疑ったり考えたりすることをやめてしまうものなのです。


私たちは、合理的に行動し、お金に関して効率的な行動をとっているつもりでも、実際はかなり「顕示的支出」を行っているのです。いいかえれば「他人の目を気にして、見せびらかし」を行ってしまっていることが多くあります。


支出や収入を比較する場合に重要なのは、その単位を「1回あたり」や「1年あたり」にそろえることです。単位をそろえることではじめて比較が可能になるのです。


小学生でもできる簡単な計算で、表示価格の裏に隠された、ホントの価格がわかります。



【こんな人にオススメ】

20代の人。今のうちに読んでおきましょう!

四畳半神話大系 (角川文庫)/森見 登美彦
¥700
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何だろう、この森見登美彦という人の作品は…

実はこの本と同時に、作者のデビュー作である「太陽の塔」を購入しました。
先に読んだ「太陽の塔」を読み終えての感想は、
「あまり好きなタイプの本ではないな…」でした。

大学を休学中の五回生にして、四畳半の下宿に鬱々と暮らす主人公。
そんな主人公が、「研究」と称して昔の恋人にストーカーまがいの行為をする。
なんともジメジメした話だと思っていました。

そんな感想を持った「太陽の塔」の後に読んだ本書。

今度の主人公は大学三回生ですが、相変わらず住んでいるのは四畳半の古い下宿。
主人公の一人称で語られる物語は、やはりジメジメしています。

しかし何故か、読み進めるにしたがって引き込まれている自分に気づきます。
そしてついには、声を出して笑いながら読んでいました。

何だろう、この森見登美彦という人の作品は…

例えるならブルーチーズのようなものでしょうか。
はじめはその匂いがダメだったのが、
何度か食べていくうちに、その匂いこそがいいとなるような。

はじめは何となく鼻について感じた文体が、
この文体だからこそ面白い、と思うようになっていました。
さて、本作は4つの平行世界を描いた物語です。

新入生のときに手渡されるたくさんのサークルのビラ。
そんな数多くのビラの中で、主人公の興味を惹いたのが次の4つ。

映画サークル「みそぎ」
「弟子求ム」というビラ
ソフトボールサークル「ほんわか」
秘密機関「福猫飯店」
人生のもしも。
あのとき違う選択をしていれば、全く違った人生だったかもしれない。
そんな風に思うことがあります。

この物語は、そんなもしもの話。
4つのビラのうち、どれを選ぶかによって大学生活がどう変わるか。
それが1話毎に語られています。

各話の最後に毎回、主人公は後悔しています。
他の3つのビラのどれかを選んでいれば「薔薇色のキャンパスライフ」が手に入れられたかもしれないと。
ということは、どのビラを選んでも「薔薇色のキャンパスライフ」は送れなかったということです(笑)

せっかくのもしもの物語なのに、見事に変わりばえのしない暗い学生生活を送る主人公。
他の登場人物も、主人公と出会うタイミングなどは微妙に異なりますが、各話とも同じ顔ぶれです。

主人公がそんな変わりばえのしない生活を送ることになる原因が、主人公の親友・小津の存在。
主人公の言葉では妖怪だの人の不幸で飯が三杯喰えるだのと、ひどい言われようですが、
この二人のやり取りがまた可笑しさを誘います。

う~ん、自分では決してこんな大学生活を送りたいと思いませんが(笑)
一方では妙な憧れを感じてしまう彼らの世界、一度味わってみるのは如何でしょう。

(参考)
太陽の塔 (新潮文庫)/森見 登美彦
¥420
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本日はこちらの本です。


日本でいちばん大切にしたい会社/坂本 光司

¥1,470
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【目次】

第1部 会社は誰のために?


第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち

 障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい-日本理化学工業株式会社

 「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益-伊那食品工業株式会社

 「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる-中村ブレイス株式会社

 地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく-株式会社柳月

 「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店-杉山フルーツ



【カッチョコピー】

日本でいちばん大切にしたい会社は人を幸せにする会社



【読書の目的】

感動と評判の本を読んでみる



【感想】

新聞、雑誌、テレビ、はたまた書店のPOP。

本書は常に「感動」という言葉とともに紹介されます。


あまり感動を強調されると、素直にそれを受け取れなくなってしまうもの。

正直、あまり感動を味わうことはできないだろうと思いながら読み始めましたが、読み終わってみるとしっかり感動していました(笑)


会社には「五人に対する使命と責任がある」。


本書ではそんな使命と責任を果たしている5つの会社(プラス、コラムでの紹介9社)が紹介されています。


さて、ではその五人とは誰か?


一番目に、社員とその家族

二番目に、外注先、下請け業者の社員

三番目に、顧客

四番目に、地域社会、地域住民

五番目に、株主、出資者


普通に考える順番と少し違う気がします。

多くの場合は、顧客→株主→社員という順番でしょうか。

場合によっては、(経営者)→株主→顧客→社員という会社もあるかもしれません。



本書の中で紹介されている伊那食品工業株式会社の社是は「いい会社をつくりましょう」。

「よい会社」でなく「いい会社」

人間でも「いい子」と「よい子」では響きが違うと言います。


考えるに「よい会社」というのは、効率よく利益を上げられる会社のことでしょう。

それに対して「いい会社」というのは、その会社に関わる人をより多く幸せにできる会社。


幸せに働くってどういうことなのか、そんなことを考えてみようと思う一冊でした。



【赤ペンポイント】

どうして、たとえば医療とか福祉、介護などの分野の部品やサービスを創らないのですか……この分野は供給不足で、困っている消費者はたくさんいます。


幸福とは、①人に愛されること、②人にほめられること、③人の役に立つこと、④人に必要とさせることです。そのうちの②人にほめられること、③人の役に立つこと、そして④人に必要とさせること(中略)この三つの幸福は、働くことによって得られるのです


「彼女です。彼女がいつかお話しした、最初の社員なんです」

彼女こそ、およそ五十年前に入社した、二人の知的障害をもった少女の一人だったのです。

その彼女も、十五、六歳のときに採用されていますから、もう六十五、六歳にもなっているのです。

腰が曲がって、白髪でした。


「よい会社」ではなく、あえて「いい会社」と書いてあります。

人間でも、「この子はいい子だね」と言うのと「この子はよい子だね」と言うのでは、同じことのように聞こえますが、響きが全然違います。


「スピード違反もそうでしょう。本人が事故にあうだけでなく、まわりの人にも大きな迷惑をかけます。経営もそれと同じです。急成長して大きくなった会社は、いつか必ず、取引先や顧客、そして社員に迷惑をかけることになるのです」



【こんな人にオススメ】

今の仕事、会社のあり方に疑問を持っている人