8試合で51イニングだから、平均して7回途中まで投げて、1勝4敗。

中日戦は2試合に投げて防御率0.86と1点も与えていないのに0勝2敗。

 

九里に必要なのは、ピッチングの向上ではなく、自己援護(打撃の向上)。

勝つには二刀流が要求される大変なチームに入団してしまった。。。(笑)

 

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 九里の目には、うっすら光るものがあった。5回1/3で2失点と粘りの投球を披露。今季8度目の先発で待望の1勝目を手にした。「本当に、なかなか勝てなくて苦しかった。みんなに勝たせてもらった」。

お立ち台で必死に涙をこらえながらも、声は震えていた。  

プロ11年目で初めて開幕投手を任されながら、先発した7戦でチームも5敗2分け。

6歳の長男と4歳の長女が「あと何日寝たら、試合見に行ける?」と楽しみにしていた3月29日の開幕・DeNA戦(横浜)から約1か月半もかかった。

この日、子供2人は「パパ~!」と大はしゃぎ。一目散に父親の元に駆けていった。  

今季、貯金1とした次の3試合は全て完封負けだったチームも、4度目のチャレンジで貯金2の壁を突破した。「いろいろな人の支えがあって今日がある」と九里。ここからは自身がチームの上昇を支えていく。(畑中 祐司)