どんなスーパースターもいずれは晩年を迎える。
小さな体で、選手層の薄い広島で、消耗の激しい二塁手でボロボロになりながらも広島の復活に貢献してきた菊池。
菊池の華麗な守備は常識を超えていた。
ありがとうと言いたい。
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守備の名手を決める「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が10日、発表された。38年ぶり2度目の日本一を果たした阪神からセパ合わせて最多となる球団初の5人が同時受賞。昨年までセ・リーグ最多タイとなる10年連続10度受賞していた広島の菊池涼介内野手(33)は、阪神の中野拓夢内野手(27)にわずか3票差でセ単独最多連続受賞を逃した。
二塁手は、中野が110票で初受賞、菊池は107票、3位の巨人・吉川が70票で3位だった。過去の同賞連続記録は福本豊(阪急)が12年連続(1972~83年)で1位、2位は10年連続で菊池の他に、山本浩二(広島、1972~81年)、秋山幸二(西武―ダイエー、1987~96年)の3選手。今回、菊池が受賞していたらセ・リーグ単独最多だった。
また、今季の菊池は116試合に出場し守備機会は550で失策3の守備率.995(1位)、中野は143試合にフル出場し守備機会779で失策9の守備率.9884(3位)だった。菊池は守備率では7厘上回ったが、全試合に出場した中野への総合的な評価が上回った形となった。ちなみに、今回の票数で3位の吉川は125試合に出場し守備機会616で失策5の守備率.992(2位)。フル出場ではDeNAの牧秀悟が守備機会751で失策9の守備率.9880(4位)だった。