タイの英雄ウィラポンに勝ってバンタム級のWBC世界級王者を奪取。
ウィラポンとのタイトル戦は2005年度の年間最高試合に選ばれた。
以降10回の王座防衛。
6回目の防衛線からは、2回、2回、1回、1回、4回TKOと凄まじく、絶対王者と呼ばれた。
WBO世界王者のモンティエルとの世界王者統一選でまさかの王座陥落。
世界戦直前の母親の死を乗り越えて、2階級上、体格の全く違うフェザー級の王者を奪回。
これまでの華麗なカウンター、アウトボクシングではなく、激しい打ち合いだった。
そしてメキシコの英雄ジョニーゴンザレスに防衛戦で負けて、すぐに王座陥落。
5年半が経過した後、35才9か月の最年長記録で2度目の王座返り咲いて3階級制覇。
9回に王者の左アッパーを食らってリングに追い詰められて絶体絶命のシーンから、
激しい打ち合いになり、王者のウーゴルイスは戦意を失った。
なお、試合前は拳の骨折でスパーリングはほとんどできなかったという。
勝った後に、相手を称えるのも、(防衛線をやれば大金が入るのに)王者のままの引退を選んだも長谷川らしかった。