矢沢永吉がワーナーから東芝EMIに移って一発目のアルバム。
収録もロスからロンドンに変わった。

僕は23才で働き出した頃。
夜学も通っていた。

時間はないし、遊びたいし、彼女にも逢いたい。

新しい音楽も一杯出た。
れこーどぎょうかいが一番活気があった頃。

今聴くと素晴らしい、繊細でゴージャスな音。
特にキーボードが格好いい。

今夜も聞き惚れてしまった。
嫌なことも忘れてしまうし、
あの頃に戻った気分だ。

でも、もう、ちあきも山川啓介もいないし、
東芝に矢沢を誘った石坂さんもいない。

時は流れて僕も老いたわけだけど、
楽曲は傑作のまま、不朽だし、
僕の魂も老いていない。