スマホに依存しているとつくづく思う。
昔、難しかったことが簡単になって
それらはすべてスマホのおかげである。
まず、調査や調べものが激減した。
辞書だけでなく、SNSやYouTubeなど
大衆の意見も簡単にわかるからである。
他にも、お金の出し入れの簡略化
売買や、その交渉や説明なども
かなりが簡素化された。
こうして「便利になる」ことはいいが
一方で、人としての力が衰退していると
感じるのである。
例えば、健康をみても
自力で手にできない。
コロナなどもワクチンたよりで
自分の免疫は当てにされていない。
自分の体を自分で守れない。
コロナはしょうがないとしても
一般的な環境をみてもいえる。
猛暑ではエアコンが必需品。
昔は贅沢品で、なくても生きていたが
いまはエアコンがないと熱中症になる。
先日、知人に孫ができたが、
医者や看護師さんが総出で面倒みて
メスや麻酔がないと出産できない。
私は自宅で産婆さんで生まれた。
祖母が活躍したと聞いたものだが、
いまは医者がいないと子供が生めない。
より、安全に。
より、安定的に。
モノやサービスなど環境は進化しているが
逆に、人はどんどん退化している。
もう、自分だけでは生きていけない。
たしかに、病気などになると、
モノの進化があってこそ
生き延びれると感謝するが
逆に自分として
サバイバルを生きる力が
退化していくのもわかる。
いまの世の中のポイントは
①無駄な時間をかけない。
②体に負担をかけない。
③効率よくお金がもうかる。
ラクを追求し退化していく人。
そこに本当に人々の幸福が
あるのだろうか。