今朝のテレビで24時間営業を見直す店が多いと話をしていた。
ただ、路上アンケートでは24時間が必要だという人が4割いた。
まだ、6割の人が必要だと思ってんだなとあきれた。
これまでの日本は顧客満足度アップが当たり前だった。
安い方がよくてどこよりもサービスがいいのが当たりまえ。
しかし、ここにきて事情が変わってきている。
全体的に、商売は働く人が中心になりつつあるのである。
考えてみれば当たり前だが、まず生産性だ、お客様の満足だ、
という常識がながらく続いたので再認識といった所。
慢性的な人材不足、中小企業まで大企業並みの労働環境整備。
長時間労働の見直しや、休日の確保が本格的になって
無理して労働させるのは悪だ!ということになりつつある。
これは労働者にとって、とてもいいことではあるのだが
消費者になったときには不利になるのは当たり前である。
労働環境の改善で、クロネコも配達時間を短くするだろうし
吉野家やセブンイレブンは24時間でなくなるだろう。
それに値上げするのも当たり前なのである。
であれば、プレミアムフライディを推薦するなら
飲食店の開店時間を早めることはおかしいのである。
あくまで消費者目線。労働時間を増やすだけだからである。
労働者と消費者はお互いにリスクを共有しなければ
やっていけない時代になってきたのである。
いたせりつくせりはあきらめて安い物を追求しないことである。
しかし、冒頭の割合で言うと
まだ、6割の人は認識が薄いということだ。
もう、日本はそんな余裕のある国ではないのに。