推理小説が好きだが、その理由は、
相手がなにを考えているか?推測するのに、
とても役にたつからだ。
商売をするのであれば、
顧客の気持ちがわからないといけないし、
会社を経営するのであれば、
従業員の気持ちがわからないといけない。
だからといって、
実際には、なにもわからないものだが、
それでも生きていくためには
相手を理解しないといけない。
そこに、推理小説はやくにたつ。
なかでも、西村京太郎の本はいい。
そもそも、トラベルミステリーはおもしろいし、
相手を理解していく手順がわかる。
西村京太郎は、捜査の進捗で
くどいぐらい同じことを確認する。
これまでの経緯や、確認したことなど全て。
そうして、これまで理解したことを
体感されたまま持続できるようにしている。
なかには、くどいから、きらいだという人もいるが
人は言葉や文字だけでは理解できない。
イメージができ、
体感できるものになって、
やっと理解できるものなのだ。
西村京太郎の本で、
このことが理解できる。
・・・・で、本棚を片付けたときに
本を数えてみたら、150冊はあった。
こんなに読んでいたのか・・・と思った反面
こんなに書いているのか・・・とも思った。
たくさんの本が書き続けられるのも、
彼の本が好きな理由です。