今回のご依頼の方も、ご紹介でした。

 

打ち合わせ時に年齢を伺うと、故人様もその奥様も私と同世代。

今、いちばん仕事が充実している時でしょうし、定年後にご夫婦でやりたいこともたくさんあったはず…と思いました。

 

故人様を家族のみで送るシンプルなお葬儀にして欲しいというご希望でした。

喪主である奥様は、きっと心構えも出来ないうちのお別れだったと思います。でも一生懸命に私たちと向き合い、お話してくださいました。

 

ただ1つ気になったこと。

 

それは、こんな若い年齢でのお別れを家族だけに限定していいのか、故人様に会いたかった人たちもいるのではないか?ということでした。

 

私の話になってしまいますが、母の葬儀の時、バタバタと悲しむ間もなく過ぎ去ってしまい、

 

母の会いたかった人に連絡できたのだろうか?

 

と葬儀後に気になりました。亡くなる直前に洗礼を受けた母。葬儀はこのキリスト教式で良かったのだろうか?それとも仏教の方が良かったのか?

後からたくさん後悔がありました。

 

 

優しい喪主様が、後で後悔することのないようにアドバイスをしたいなと強く思いました。

自分の経験を喪主様やご親族様にお伝えして、打ち合わせを終了させていただきました。

 

後日、お式前に

 

「主人の会社の方が来ることになりましたので、返礼品の相談をさせてください」

 

と連絡があり、故人様に会いたかった人が少し参列できるのだなと、ほっとしました。

 

最近は、身内だけで執り行う家族葬が多くなりましたが、本当にお別れしたい方が参列できるお式も良いと思っています。

特に若い方が亡くなられた場合、葬儀に参加したい友人知人の数も多いのではないかと思います。

 

残されたご家族が後悔のないお別れとなるように、これからも心を配っていきたいと感じたお式でした。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

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