電話で何回かお問い合わせいただいた喪主様。
一番の悩みは、お坊さんを呼ぶか呼ばないかということでした。
亡くなられたのはお母様。本人が信仰している宗教もなく、家に仏壇があるわけでもない。読経の意味もよくわからないと悩まれた結果、無宗教葬でお別れをすることになりました。
川越の葬祭場「やすらぎのさと・川越市斎場」で無宗教葬のお葬儀を行う時は、キリスト教の祭壇を使用することが多く、今回もその運びとなりました。無宗教葬は、読経などがない分、時間を自由に使うことができるため、ご家族が「思い思いのお葬儀」を考えてくださることがほとんどです。
例えば、お好きな生花での献花、好きだった音楽を故人に捧げる献奏、キャンドルに火を灯したり、ご家族や友人が故人に手紙を読みあげるなど、自由にお別れの時間を使っていただきます。
今回は、棺の周りに故人が好きだった紫色の生花アレンジを飾り、ご家族でゆっくりとした時間を過ごしていただきました。お式の当日まで何回も打ち合わせをさせていただきました。
ご家族に大切にお見送りされて、旅立たれて行かれました。
式の終わりに喪主様のご主人様が丁寧に
「喪主とその姉妹に寄り添っていただき、本当にありがとうございました。」
とご挨拶くださいました。式までの経過を1番知ってくださっている方からのお礼の言葉、有難いです。
ご冥福をお祈りいたします。