終わりは必ず来る認知症を発症してから在宅介護をしていた12年間は、この状態がいつまで続くのかという思いに苦しんでいた。イライラを募らせ、ときには母を怒鳴りつけてしまうことも。 でも不思議なことに、残された時間はあまりないと悟ったとき、私の中からそのような感情は無くなっていた。とにかく生きていてくれることに感謝する毎日。この状態が永遠に続いて欲しいとさえ思っていた。