果たして入院して退院したらどんな生活になるんだろう。


今みたいに自由じゃなくなったり、子供と遊んであげられないかもしれない。


人工透析透析はどんな形で、どんな制限があるのか・・・・とても不安だ!!


でもなってからあの時子供とあそんでたら・・・奥さんのお手伝い出来るときにしとかなきゃ・・・


<よし、今日はどんだけしんどくても、無理してでも家族と目一杯後悔しない様にすごそう!!

そこで、学校から帰ってきた子供達に話をしようと、一人づつパパの状況を話しました。

パパ「今から大事な話をするから、ちゃんと目で聞いてね

いつもは話半分の子供もしっかり、空気を感じとり目をみながら話を聞いてくれました。

パパ「パパは大きな病気になってしまいました、そして病院に入院しないといけません。だから、明日学校から
   帰ってきたらもういません。30日間家には帰れません。一緒にサッカーをしたり、自転車でお出かけしたり、
   公園で遊んだり出来ません。30日たって病院から帰ってきても、ずーーっと遊べないかもしれません。
   ここまでわかる? 」

子供「うん、病気だいじょうぶ?いたいの?」

パパ「いたくないよ。。ありがとう!!だから、今からお前達がパパにやってほしい事なんでもしてあげるから、言ってみて
    今日はたくさん遊ぼう!!

体調は立ってるのやっと・・・でも気力でサッカー、ドッジボール、自転車、Jボード、レゴ、マイクラ、スプラトゥーン・・・

思いっきり一緒に楽しみました。僕はしんどさよりも楽しさの方が勝ってました

一通り遊び終えると、、長男を呼んで大事なお願いをしました。

ぱぱ「長男、パパがいない間、パパの代わりにママと弟の事を守ってな。長男が頼りなんやで、
   まかせたで。後お手伝いもしっかりやって、弟の面倒もしっかりみてあげてな


長男「うん、任せて!!もう3年生だから大丈夫!!

この言葉を聞いて、あんなに小さかったのにこんなに立派に育ってくれたんやなって、

もう涙腺の緩んだおっさんには、限界でした。。

そして、長男がパパこれあげるってゆって。小さなメモ用紙をくれました。

何かな、何かな・・・・

ぱぱへ
    しゅじゅつがんばってね、ぱぱだいすき。
                         長男より


家族四人の似顔絵と全体的に色鉛筆で装飾された手紙をもらいました。

誰にも言われずに、自分で考えてそんな手紙くれるなんて。。。もう。。。

涙が止まりませんいい年のおっさんが泣きながら子供をぎゅっと抱きしめてました。

入院前最後の夜ご飯は大好物「とんかつ

奥さんが僕の為に急遽メニューをかえてくれたようだ、しかもいつもよりたくさんのおかずもある。

奥さ~ん、ありがとうお前の料理は世界一おいしいぞ~、そしていつもありがとう。。。

本当に、家族のありがたみ、大切さがわかる一日でした。。。

子供達を寝かしたあと、奥さんと二人の時間です。僕は、日ごろ恥ずかしくて言えない感謝の気持ちを

伝えようと思います。

「奥さん、こんな事言うの恥ずかしいけど・・いつもいつも家事や育児、そして色んな用事を文句も
言わずやってくれてありがとう。いつも奥さんがやってくれるから安心して仕事頑張れてます!!
そして子供達もこんなに立派に育ててくれてありがとう。いつもちゃんと駄目なことや礼儀、勉強
を忙しい家事の合間にやってくれて、本当に本当にありがとう。そして俺はそんな奥さんのことが
世界で一番大切やし、愛してる。そしてこんな僕を選んで一緒になってくれてありがとう。」


言い終わると、奥さん号泣、そしてそれみて、僕も号泣

「これから迷惑かけるけど、これからの人生家族の為だけに生きるからな!退院したら頑張って仕事
復帰して住宅ローンも頑張って払うし、家族で一緒にできる事なんでもやろう、制限付きの体やけど。
本当に迷惑かけてごめん。。。」
*この時点で、我が家には住宅ローンが数千万残っている
*人口透析をするといろいろな制限が出来ます。詳しくは別記事で

家族4人で手を取りあい助けって生きていくの二人で誓ったのでありました。

そして僕は、家族の為に全力で生きる決心をした、入院前最後の夜でした。