残りの大学生活、何をするべきだろう。
 少しずつやりたいことも出てきているしアクションも起こしているけど、まだまだ足りない。やっぱり自分は欲張りな人間だなーとしみじみ思う。

 昨日は朝から「何をするべきか」「何をやりたいか」にぐるぐる悩まされ、思いついたいくつかの実現のためアプローチし、気付けば昼。さて、どうしよう。数日前から予定の空いたこの時間の過ごし方に悩んでいたけど、ついにきた。

 やっぱり今は半日たりとも無駄にしたくない。

 ふらりと一人旅に出ようか、とも考えた。
 でも、法事で5日の夜には実家にいなければならないし、特別行きたいところも見つからない。「だったら」と思って実家に向かって歩いてみることに。どうやら、自分は考えごとに行き詰ると歩きたくなる習性があるらしい。

 2時前に家を出て、今まで電車でしか通ったことがないような道を歩く。歩きながら、やっぱ外に解決を求めるのは大事だな、と実感した。「何をするべきか考えよう」と密かに決めていた徒歩の旅の目的は10分で頭から消えてしまったけど、代わりに新鮮な空気が入ってきて、うつうつとしていた気持ちが思いがけなくすっきりした。……ウォーキングハイ?
 道間違えて焦ったり、その直後思いがけず海に出て、嬉しくてはしゃいでみたり。恥ずかしげもなくゆずを熱唱してて、また思い切り道間違えたり……。家から出て動いてみれば、何かしら面白いこと(?)が起こるのだ。
 携帯にウォーキングカウンター(万歩計をカッコよく言ってみた感じ)の機能があって、1日にどれだけ歩いたかが分かるからすごく便利。おかげで、「自分の歩く速度=時速5km」なんていうムダ知識もついた。たぶん、こんなに歩いたのは去年福島に、これもふらりと一人旅をしたとき以来なはず。思えばあのときはまだ地震も起きてなかった。そして、思えばあのときは野宿だった。

 できれば実家まで歩いていきたかったけど、さすがに午後スタートじゃ厳しいと思って茅ヶ崎の友達に連絡、泊めてくれることに。今回は野宿の心配はなかったみたい。

 茅ヶ崎まで40km弱。時間にして7.5時間。
 
 歩くのが好きだからどこまでも行けると思っていたけど、さすがにもういいかな、と思った。足、笑ってるし。

 友だちの家では修学旅行みたいに朝までしゃべって、次の日(今日)も昼ごはん食べつつ夕方までしゃべって。こういうところは、本当に子どものまま。そこから実家に帰る途中、やっぱ電車って速いなぁ……なんて久しぶりに電車乗れた子みたいに実感。昔から思ってた、自分の家と下宿の距離感を実感したいって想いは、すごく中途半端な形で成就したのかもしれない。


 取り合えず、歩いている最中に頭を掠めた、「ウォーキングカウンターの表示を100kmにする」という謎な「やりたいこと」は、頭の中で破って捨てた。