先日、『戸建て賃貸の可能性』として、オーナーズカレッジで講演してきました。


戸建て賃貸は、潜在的な需要が高いのに、供給側の都合で建築数が増えない状況にあります。
共有側の都合とは、建設を勧める業者と金融機関ですが、アパマンを立てる方が、手間に対する収益が良いからです。

メインターゲットは、子育て世帯です。

そのステージのニーズは
 ・間取りが良く(LDK・広さ)
 ・部屋数が必要数あり
 ・トイレと洗面脱衣所の分離
 ・全体の収納量が多い
 ・駐車場がある(台数、距離)
 ・遮音性が高い
 ・住環境が良い(治安、公園、学校)
ですが、それを全て満たすのは、戸建てなのです。

持ち家戸建ては確かなニーズがある一方で、30代の住まいの意識は・・・
 ・自由に住替えたい
 ・長期の住宅ローンがいや
 ・将来親の持ち家で同居する可能性がある
です。30代の平均年収は400万円です。将来の職の不安、年金の不安がある中、何が何でも持ち家志向ではないようです。

戸建て賃貸を新築する方法もありますが。既存住宅の特に空き家をリフォームして貸し出すなど、社会貢献性も可能であり、魅力のある事業です。

私自身も戸建てで地に足を付けて育ってきた世代、だからかずっと空中階での生活に落ち着かなさを感じてきました。時にマンションのベランダから子どもが落下する事故を聞きます。ぞっとします。
他人事ではなく、住替えを考えています。