Beingの時代の幕開け(27)

One for All. All for One! (周囲との関係性で成り立つ自分)

〜東京アレクサンダーセンター(TAC)の活動〜

 

【ダライ・ラマのジョーク】

AT界から出てきて流行った冗談話かどうか定かではないけれど、AT界隈でよく聞くジョークがあります。

 

ダライ・ラマ(御本人の名前を出すのはおこがましいのですが、ここでは「心が開けた人」の象徴として登場します!)が、マクドナルドに行って、如何にも慣れてない感じでメニューを見てオーダーしようとします。すると、受付の店員さんが、新しい環境に戸惑っている彼を見てセットメニューの紹介をしだします。

 

ハンバーガーとフレンチフライとドリンクのセットがあります。

ハンバーガーを頼みたければ、他もついてくるし、

セットで頼むとハンバーガーもついてくる。

わかりますか?

One for All! All for One!

です。

 

と、あたかもダライ・ラマにお説教するように言うわけです。

ダライ・ラマがどう反応したかは、想像におまかせ!っていうお話です。

 

【One for All! All for One!の意味】

こういう格言みたいなものは、色んな事象に当てはまる所が、奥深い感じを醸し出すわけで、マクドナルドのセットメニューの世界でも通用するのか!っていうのも面白さの一つですね。

 

ATの捉え方では、例えば、

①end(結果)とmeans (手段、プロセス)

表だって見える結果の背後には、色んな条件が整って、色んな道筋があるので、結果だけを得ようと思うと、その中で起こっていた経緯の価値を得ることができない。

 

②psycho(心)とphysical (身体)

心に現れることは、身体の色んな流れや動きの象徴だったり、

心の在り方が、身体の柔軟性や機能に影響したり、

という相互作用がある。

 

③使い方と機能

自分の「使い方」は、言語化できない「扱い方」を表していて、よくわからないけど、「取扱い書」の通り対処していたら、動き出して、目に見える成果「機能」が起こる。

適切な対応すると、それなりに動いてくれる。

「自分」だけでなく、他人を扱うのにも当てはまります。同じ「人間の機能」を見ているから。

 

④専門性と全体(Specialist とGeneralist)

アレクサンダー氏の著書「自己の使い方」でも、医師の専門性がいくら高くても、人間の全体を捉えないでいると、的外れで、総合的な機能を見過ごしてしまうことを指摘しています。

 

「部分」が、個々の事例、具体的で、固定した現象だとすると、

「全体」は、総合的な捉え方、抽象的で、流動的な「在り方」。

 

マクドナルドのハンバーガーも、昼食としてとるには、フレンチフライも、飲み物も必要でしょ?

「ハンバーガー」っていう一個の製品としてだけでなく、

「セットメニュー」という全体の中の一部として捉えましょう!

っていうビジネス戦略なんだよ。

 

【森羅万象に適応される視点】

この捉え方は、世の中の全てのものに対して当てはまります。

目に見える(意識される)ものの背後には、もっと大きな世界が展開していて、その世界の影響を受けて、結果として目に見えてくる(意識されるようになる)。

 

別の言い方をすれば、目に見えている結果に左右されずに、その成り立ちや、結果に対する態度などが、全体像を捉えるのには大事。

 

つまり、人間として生きていることは、

目に見えるものと見えないものが互いに影響しあって世界は動いているよ!」

って感じる状態で、全てのものがそんな感じに見える筈だっていうことですね。

 

【セルフフルネスの取り組み】

この森羅万象を「うわべの世界」から「深い世界」まで全部を巻き込んで見るのが、人間としての本来の生き方であると、セルフフルネス(アレクサンダーテクニーク)は捉えます。

 

そして、その為には、心と身体が常に連動している状態で生活することが基本になるので、「本当の自分」とは、「心と身体の統合機能」として生きる体験を積み重ねて、これを標準設定にしよう。という取り組みなのです。

 

だから、継続して、「本来の自分」に戻る瞬間を色んな深さで体験していく必要があるわけです。

 

この継続が必要であることは、学習を通じて明らかになっていきます。

 

現代社会に生きる私達にとって、めまぐるしい変化の中で、一喜一憂して、疲労がかさみやすい環境なので、尚更、大局的にものを見たり、起こることに対して深い洞察を持って対処する必要性もあります。

 

自分の納得いく生き方を貫くには、セルフフルネス(AT)の取り組みは必要不可欠なものになっています。

 

セルフフルネスアカデミー(東京アレクサンダーセンター)の活動に是非ご参加ください。お待ちしております!

 

 

《「痛み」のワークショップ》

2024年6月23日(日) 13:00〜16:00

場所:東京アレクサンダーセンター

(北千住駅より徒歩3分)

参加費: ¥10,000-

教師: 稲田祥宏(TAC代表)

         棚橋和子(TAC副代表)

東京アレクサンダーセンター ~~「痛み」のワークショップ~~ – JATS 日本アレクサンダーテクニーク協会 (alextech.net)

参加ご希望の方は、以下からお申込みください。

yoshiinadabsn@gmail.com

携帯:070-4105-7255(稲田)

 

新入生募集

東京アレクサンダーセンターの教師養成クラスでは、2024年9月からの生徒募集(2名)しています。

 

《若手教師による初心者のためのATトライアルレッスン生募集》

 

詳しくは、ホームページをご覧ください!  

Tokyo Alexander Centre | アレクサンダーテクニーク 教師養成クラス (tac-self-fullness.net)

 

【ウィークデーモーニングクラス(月火水金曜日)】(9:30~13:00)

6月、7月、8月の開校日は

 

6月  10 11 12 14

   17 18 19 21

   25 25 26 28

7月  1  2  3  5

    8  9 10 12

8月  5  6  7  9

《福岡での個人レッスン》は、2024年6月16日(日)、17日(月)です。

(福岡の予約、お問い合わせは、メールで、 <uzumaki@hya.bbiq.jp> にお願いします。)

6/16(日)6/17日(月)稲田祥宏の個人レッスンin福岡 – JATS 日本アレクサンダーテクニーク協会 (alextech.net)

 

いずれのクラスの予約、ご質問は、すべてメールにて、

yoshiinadabsn@gmail.comにお問い合わせください。 

 

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