Being の時代の幕開け(26)

究極のインナーマッスルトレーニング!

セルフフルネスアカデミー(東京アレクサンダーセンターの活動)

 

今回は、「インナーマッスルトレーニング」についてです。

 

【筋肉のつき方とキャラ】

医療介護の世界では、自立して生活できる人が、介護が必要な状態になりそうな「予備軍」を「フレイル」と言う言葉で表現します。

英語の「frailty」(虚弱)と言う言葉から来ています。

筋力が弱って、活力が低下している状態。

「活き活きさ」の印象や「キャラ」は、筋肉の活動の質から読める要素が強いです。

 

*筋肉モリモリつけているボディービルダータイプの人は、表向きのパワーを前面に見せて、内面の強さを強調しない印象を与えたり、

*多くのアスリートタイプ(水泳選手などは典型例?)の人は、モリモリより、均整取れた流れのある動きのできる体型をしていたり、

*武道の達人は、痩せていて、筋肉もなさそうだけど、内面の力がありそうな印象を与えたり、

*将棋士の筋肉は、思考の流れの様な筋肉のつき方しているし(これは、個人的感想かも!笑)

*神経質な人は、眉間の皺が深く、顔つきが小さくなっていて、肩に緊張かかっているし、

*おおらかで、心に余裕がありそうな人は、お腹がぽこっとオープンに突き出ているし(ビール腹🍻とはちょっと違うよ!)

 

とにかく、人がどう言う態度で生活しているかが、筋肉のつき方や使い方から読める部分が多いです。

AT教師を見ても、大体どんな経験を積み重ねてきたか、(私なりの基準で)ある程度判断することもできます。

 

【筋肉の種類】

筋肉(骨格筋)を顕微鏡で見ると赤筋白筋と言う2種類の筋繊維が混在していることがわかります。

赤筋は、文字通り赤く(血液中にある赤血球の中のヘモグロビンがいっぱいあるから)、ヘモグロビンに供給される酸素を使って代謝している筋肉。有酸素運動の筋肉。だから、息が上がらないで酸素供給できている状態の筋肉活動だし、疲労が少ないし、安定感も感じる。

赤身の肉🍖の牛さんは、モーモーと言って、焦ったり、走ったりあんまりしないで、草食べながらずーっと立ってても疲れないで草食べ続ける!みたいな印象。何もしない!(non-doing)感覚。

それに対して、

白筋は、ヘモグロビンが少なく、酸素を使わないで、瞬発力を発揮する筋肉。無酸素運動で、乳酸出すので疲労感あり、無理矢理やっている感(doing)。

人間の場合では、最大の運動強度では、約33秒しか持続しないから、陸上競技だと、400メートルあたりが、白筋の瞬発力を使った動きで早く走るには、一番厳しくなる競技かな。

ただ、負荷のかけ具合で、乳酸系は2時間半くらい持続するから、競技の種類によってうまく調整するのもスキルの一つになるのでしょう。

サッカー日本代表のFW前田大然選手なんかは、試合中にスプリントを何回もかけてできるようで、「化け物」と言われているけど、どんなトレーニングや調整をしているのかは、ご本人に一度聞いてみたいなあ!

 

【筋肉の層構造】

筋肉って、発生過程で、生命維持に一番大切な部分を保護する為に周囲を囲む「深部筋」から始まって、移動したり、ものに働きかけたり、ものをコントロールする為の筋肉の様な種類が層になっています。

 

深ければ深いほど、自分を保つ為、生命維持のために必要なものに関わるので、持続して、じっくりしっかり、揺るぎない筋肉活動になり、前述の赤筋が多いわけです。

逆に、ライオンが獲物を狙って、一髪で仕留める俊敏さと瞬発力は、その場、その時の短時間勝負で、すぐ疲れるかもしれないけど、早くて力のある白筋を多く使っています。こういう筋肉は、浅い層にあります。

 

実際、白身の肉である鶏肉を見ても、骨に近い深い筋肉はちょっと赤味を帯びてます。

だから、筋力が衰えた感が強く出るのは、表面の白筋がなくなっていくと、「疲労感」が出てくる感じになりやすいのだけれど、「活き活き感」は、自分の生命維持に関わる筋肉の方が関係していて、自分を安定して支えてくれる頼りになるのが「深部筋」なんです。

 

【筋肉のつき方と人間の活き活き感】

この「浅層筋」と「深層筋」のバランスは、生活環境(社会)とも密接に関わっていて、現代社会、特にこの50年くらいの変化を見ると、浅層筋、特に細かい筋肉の発達が著しく、深層筋が少なくなっていることがわかってきました。

 

浅いパフォーマンスの向上とか、生活改善みたいなことにばかり目が行く社会にいると、浅い筋肉しか使わなくなる!

深く自分にとって必要なものを獲得したり維持したりするには、長い時間を通じて、じっくりと取り組む活動をする事で、結果として深い筋肉を使う様になる。

 

よく、インナーマッスルを鍛えると言うけれど、ただ筋肉トレーニングを目的とするのではなく、自分にとって必要なものの取り組みの一環としての活動そのものが、結果的にインナーマッスルを鍛えている方が、より自分の生存の為の、より価値のある活動になります。

 

老化防止の為、ジムに通ってインナーマッスルトレーニングをするのは、何もしないより数十倍いいでしょう。

しかし、老化を防止して、「どう生きたいか?」「何が自分にとって大切なのか?」から逃げないで、価値のある人生を送る為には、究極では、「自分」から発する。「本当の自分」という機能から身体作りをすることになります。

 

セルフフルネス(AT)は、まさにこの取り組み

「究極のインナーマッスルトレーニング」を実践しています。

外から変えるのではなく、内面から変えていく!

ジムに行ってインナーマッスルを鍛えている方(笑)、それはやめないでいいから、

東京アレクサンダーセンターに来て、もっともっと深いインナーマッスルを発達させませんか?

「老化」とか、「健康」という概念を超えた自分の生き方に目覚めましょう!

お待ちしております!

 

《「痛み」のワークショップ》

2024年6月23日(日) 13:00〜16:00

場所:東京アレクサンダーセンター

(北千住駅より徒歩3分)

参加費: ¥10,000-

教師: 稲田祥宏(TAC代表)

         棚橋和子(TAC副代表)

東京アレクサンダーセンター ~~「痛み」のワークショップ~~ – JATS 日本アレクサンダーテクニーク協会 (alextech.net)

参加ご希望の方は、以下からお申込みください。

yoshiinadabsn@gmail.com

携帯:070-4105-7255(稲田)

 

新入生募集

東京アレクサンダーセンターの教師養成クラスでは、2024年9月からの生徒募集(2名)しています。

 

《若手教師による初心者のためのATトライアルレッスン生募集》

 

詳しくは、ホームページをご覧ください!  

Tokyo Alexander Centre | アレクサンダーテクニーク 教師養成クラス (tac-self-fullness.net)

 

【ウィークデーモーニングクラス(月火水金曜日)】(9:30~13:00)

6月、7月、8月の開校日は

 

6月  3  4  5  7

   10 11 12 14

   17 18 19 21

   25 25 26 28

7月  1  2  3  5

    8  9 10 12

8月  5  6  7  9

《福岡での個人レッスン》は、2024年6月16日(日)、17日(月)です。

(福岡の予約、お問い合わせは、メールで、 <uzumaki@hya.bbiq.jp> にお願いします。)

6/16(日)6/17日(月)稲田祥宏の個人レッスンin福岡 – JATS 日本アレクサンダーテクニーク協会 (alextech.net)

 

いずれのクラスの予約、ご質問は、すべてメールにて、

yoshiinadabsn@gmail.comにお問い合わせください。 

 

ブログ:https://ameblo.jp/yoshi-inada/

フェイスブック:https://www.facebook.com/yoshi.inada/

twitter:  yoshi inada (@YoshiInada) / Twitter

youtube; Yoshi Inada AT - YouTube