コードを見て伴奏付けする方法
こんにちは! 茨城県牛久市の木下ピアノ教室です。
お立ち寄り下さり、ありがとうございます。
当教室では、いわゆるクラシックのオーソドックスなレッスンの他に、
自分で伴奏をアレンジして弾く方法も教えています。
普通、ピアノの楽譜というと、ト音記号とヘ音記号からなる「大譜表」という形式で書かれています。
クラシック音楽では、まず楽譜に書いてあることを正確に弾くことが大事で
よほどのことがなければ音を足すことも減らすこともありません。
一方、ポピュラー音楽ではよくこのような楽譜を見かけます。
1本のメロディー譜の上に「コード」と呼ばれる記号が付いています。
この記号が和音の種類を表しています。
コードを見ながら自分で伴奏を考えて弾くわけです。
この弾き方が出来るようになると、
いろいろな曲を自由に弾くことが可能になります





クラシックピアノのレッスンでは、あまり取り上げられません。
ましてや、音大を目指したり、クラシックのプロのピアニストになろうとする人のレッスンでは
楽譜通り弾くことが最優先。
コード奏法は私も習ったことがありませんでした。
高校生の頃、キリスト教会に通い始めて
そのうち日曜学校のお手伝いをするようになり
「ピアノ弾けるなら、日曜学校の奏楽をしてよ」と頼まれるようになりました。
日曜学校で歌う、いわゆる「こどもさんびか」は楽譜がありましたが
ゴスペルソングと呼ばれるようなものもプログラムにあり
それはメロディーとコードしか書いていない楽譜でした。
音楽高校に通い、ガチガチのレッスンしか受けたことのない身にとって全くの別世界。
コードネームというものが何かはわかっていたけれど
そこからは一つ一つ独学です。
初めはだっさい伴奏しか弾けなかったけど、
毎週鍛えられたおかげでコードを見て伴奏ができるようになりました。
当教室に通って下さっている生徒さんには
「ハノンの39番の音階と41番のアルペジオが全調弾けるようになったら
希望者にはコード奏法を教えます。」と話しています。
当教室では、メカニックの教材としてバーナムの導入書から始まり
バーナム1巻、全調の練習、バーナム2巻の後、ハノンに入ります。
だいたいハノンに入る頃には練習曲も中級レベルに入ります。
中級レベルが弾けるようになり、音階が全調わかるようになれば
コードを覚えるのもスムーズです

中学生のMちゃんが、先月音階とアルペジオ全調終了し
コードの勉強を始めました。
初めはコードネームの意味、種類を説明して
早速好きな曲で練習を始めました。
まず、右手でメロディーを弾けるようにし
次にコードネームのルート音(和音の基本形の一番下の音。コードネームの大文字)を
メロディーに合わせて弾けるようにします。
Mちゃん、ここまで今週のレッスンでできるようになり
次はコードをメロディーに合わせて弾くことを宿題にしました。
初めはコードの変わり目で、じゃーんと一つ和音を弾くだけ。
それでも慣れないと結構難しいです。
その後、少しずつかっこいいバッキングができるようにしていきます。
意外に難しいコード奏法ですが
好きな曲に自分で伴奏が付けられるようになったら、
ピアノの楽しみ方も増えますね





ぜひ頑張ってマスターしてほしいと思います。
私も全力で応援します



2018 MUSEクリスマスコンサートに出演いたします。
2018年12月16日(日)昼の部 14:00開演 / 夜の部 17:30開演
牛久市中央生涯学習センター 多目的ホールにて
チケットご希望の方は、こちらからご一報下さい!
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