今夜も令和哲学カフェを視聴しました。
水曜日は、明治中期から明治の終わりにかけての歴史について解析しています。
今回は、義和団事件、日英同盟、日露戦争後のポーツマス条約、日米通商航海条約による関税自主権の獲得を取り上げました。
義和団事件は、宗教秘密結社である義和団が扶清滅洋を掲げて、清に入国した西洋などの国々の人たちに対して武力的排除運動で公使館を攻撃した事件。清が義和団を援助したことで、日本や西洋の国々と戦いが激化しました。が、日本が奮闘して、清や義和団の軍を撃退しました。
この時、西洋の人々はもちろんのこと、中国のキリスト教徒から日本が感謝をされた話が印象的で、西洋の日本に対する信頼が深まったようです。
また、義和団事件後も、一部の西洋の軍人たちが略奪や強姦などが起きる中、日本人は軍人を含めて規律を守り、礼儀正しくしたことから、東洋のジェントルマンと西洋から慕われたことが印象的でした。
一方、この事件のどさくさに紛れてロシアが満州を軍事的に占領したことが、日本がロシアに対して反感を持ったこと、そしてそれが日英同盟につながるという話が面白かったです。
中国に西洋列強が入ってくる中、イギリス🇬🇧にとってもロシアが中国に南下してくるのは厄介だったこともありました。
ただ、当時のイギリスは世界最強と言われて、今までは同盟を結ぶことはなかったのが、同盟を結ぶ、しかも西洋の国ではなく、東洋の日本と同盟を結ぶことは、世界中でニュースになったようです。
そのくらい日英同盟はすごく注目されたようですね。
そして、この日英同盟、ポーツマス条約、日米通商航海条約に一役買ったのが、小村寿太郎という外務大臣でした。
小村寿太郎は、日英同盟、ポーツマス条約や日米通商航海条約締結に外交の手腕を発揮した人物として知られているようです。
ポーツマス条約締結では、ロシアから賠償を取れなかったことで、日本国民からかなりバッシングされたようですが、海外からはこれまで西洋の国々が白人優越主義や植民地政策で前に行っていたポジションだったことに楔を打った出来事として、かなり評価されていたようです。ポーツマス条約は一時は破談になる恐れもあったようですが、小村寿太郎の外交手腕でなんとか締結にこぎつけた経緯はあったようです。
彼は両親が貧しかったこともあり、幼少期は身体が弱かったようで、身体も小さかったようですが、文武両道で、東大の前身である学校に入学して、ハーバード大学に留学して卒業後もニューヨークの弁護士事務所で研修を受けて、帰国後は司法省での判事や当時の清国の外交官を経て、外務大臣にまでなったようです。
その裏には陸奥宗光がバックアップしていたようです。
そんな話の流れから、物質文明の黒船(チャットGPT)に対して、どんな解決策、実践行動、関係構築を行うか?をディスカッションしました。
チャットGPTは人間の脳より遥かに賢いので、脳機能や脳感覚で生きるのは限界だと感じました。
そのためには151デジタル言語をマスターして心人間で生きること。その上で、歓喜エンジンを持って自らが歓喜そのものになり仲間を作ること、そして相手を歓喜状態にさせることというイメージがきました。
出演者からは、正しい問題意識と解決策を持ったうえでチームプレイができる安心安全な関係構築、因果論理を超えるビヨンドロジックを使える人間になって目の前の人を歓喜にさせる、日本文明のアモールファティを受け入れる、心人間教育を広める、心の外交をする、相手をワクワクさせるなどの意見が出ました。
詳細は時間がないので省きますが、ディスカッションを通して、真の外交とは何なのか?を考えさせられて、外交のイメージ変化の必要性があると感じました。
小村寿太郎も真の外交とは?という問題意識を持っていたようですが、これまでの外交は交渉してもエゴがあるので、合意する内容が妥協的なものしかできなかったのではないか?と感じます。
これからの外交は、真の破壊と再創造、融合が求められると感じたし、その裏には、そもそも人間はどうありたいのか?何をしたいのか?そしてそれがこれまで実現不可能だった原因、人類共通の課題やニーズが何だったのか?を明確にする必要性があると感じます。
そして、その答えを令和哲学は持っていると感じています。
これまで政府や組織のせいにしていれば個人は何もしなくても何とかなったかもしれませんが、今はチャットGPTなどのAIも出てきて、個人が変化していかなければならない時代になってきています。
令和哲学者ノジェスさんが、境界線をオープンして純度100%の心になって、他者を歓待できるように生きることを、今回はレヴィナスの他者の概念を使って説明していましたが、日本文明のアモールファティをして、存在不可能感覚から存在を神秘神聖に感じられることが大切ですね。
真の外交ができるようになって、人々に感動を呼び、日本国内外で令和哲学を学ぶ人が量産されるそんな時代にしたいと思いました。