引き続き床屋ネタです。
「今日はどんな感じで?」
「全体的に短めで」
「刈り上げますか!?」
「…別にどっちでも。特にこだわり持ってないので。短めになればどっちでもいいですよ」
「何ミリにしますか?」
いつものやり取りはこんな感じですかね。
ミリなんて知らねーよ!
拘るほど髪の毛残ってねーから!
いつも自分の髪の毛は6ミリらしいけど、それはこっちから言いません。
何故ミリってとこまで拘るのか。
そんな細かいとこまで拘りませんよ。
それってクレーム対策でしょう?
相手に「6ミリで」って言わせれば
「誰がこんなに短くしろって言った!?」
ってなった時に「いやいやいや!お客様が自分で6ミリって言ったんでしょう?!私は言われたままに切ったまでです」と切り返すためですよね?
違いますか?
たしかに今、クレーマーみたいの多いですもんね。
でも昔の床屋は「ミリ」なんて細かい事聞いて来なかったですよ。
客から要望を聞いて、床屋が自分で何ミリにするか決めて、長いって言われたらまた切って、誰がこんなに短くしろって言った?!って怒られたら謝罪してたのかどうか知らないけど、客が何ミリか決めるのがプロの役目。何ミリにすれば良いかは切る側がわかればいいのです。
こっちも聞かれると「何ミリとか、そんなのわからないですよ」って言ってますが「じゃあとりあえず長めに、6ミリでバリカンセットしますね」と言われ「こんなもんでどうですか?」と鏡を見せられる。
後ろから鏡を見せられてもよくわかりませんから。
床屋さんはそれを理解してません。
「よくわからないけど、それでいいです」というと「6ミリです。お客さんのは6ミリです。次回から6ミリと言ってください」と不機嫌そうに言ってくるヤツもいます。
そして次にその床屋に行くと、また「何ミリですか?」と同じように聞かれる。
客側から言わせて、クレーム付いたら「あなたがそう言った」って逃げるため以外に理由があるのか?
床屋が逃げるためだけの何ミリとか細かい長さまで覚えなきゃならないなんておかしいですよ。
あなたの逃げる口実に作りになんて付き合ってられません。
何ミリとか客がいうべき事では無くて、プロのあなたが決める事。
そして次にその客が来たら黙って前回の長さに切ればいい。
客なんて何百人もいるんだし、そんなのいちいち覚えてらんないですか?
それを覚えるのがプロでしょう。
昔の床屋は「何ミリ」とか行く度に長さを聞いたりしなかったぞ。
席に着いて何ミリにしてくださいなんて言ったら、たぶん床屋の頑固オヤジに怒られてる。
「そんなのは切る側が決めるんだ!」ってね。
何ミリか客に言わせたいコミュニケーション障害の理髪師さんへ。
顧客の満足する長さくらい覚えなさい。
「何ミリ」なんて床屋が決める事。
それでお客様の満足が得られなかったなら、あなたの腕が未熟という事です。
客はいちいち「何ミリ」なんて覚えてません。
意地でも覚えません。
自分は覚えてても絶対自分から言いません。 だいたい今の長さから6ミリ切るのか、6ミリ残すのかもわかりませんから。
逃げ道を作るより先に、もっと腕を磨いてください。