「34になってもこういうことを嬉々としてやる友人達が大好きだ」
先月、友人達がサプライズで私の誕生祝いのケーキを用意してくれた。
画像を見てお分かり頂けるだろうが(「34になって~ちゃんかよ(笑)」の部分ではない)チョコレートガナッシュケーキにトッピングされたチョコレート菓子。友人達の悪ふざけであしらわれた、きのことたけのこ。
そう、日本人がこよなく愛する明治製菓の『きのこの山』と『たけのこの里』だ。
おかしの家ならぬ、チョコレートの山と化したバースディケーキ。そして見た目の割合からもわかるとおり、私は“たけのこの里派”の人間である。
「きのこの山とたけのこの里どっちがおいしい?好き?」
その昔、私の周りの半数以上の人間が「たけのこの里!」「サクサククッキーがたまらないよね」と答えていた。しかし21世紀の現在、たけのこ派だった友人達が「きのこおいしいよね」「クラッカーうめえ」「娘がきのこの山ばかり欲しがって困る」……圧倒的優勢を誇っていたはずの「たけのこの里」の形勢逆転。みんな“きのこの山派”になっていたのだ!ナンテコッタイ!!
ケーキのトッピングに使い使い残されていたきのこの山をつまむ。
きのこの“かさ”部分のチョコが2層になったのはいつからだろうか?私が子供の頃はこんなアレンジはなかった。そしてきのこの軸部分の甘さをひかえたクラッカーの軽さ、香ばしさと、きのこチョコの甘さとのバランスが絶妙だ。
きのこの山が飛躍的な進化をしている間、たけのこの里は「たけのこの里特有のショートニングをつかったサクサククッキー」で昔と変わらぬ味……ではあるが、あまりたくさん食べていると口の中が甘さで重くなる。
年齢による嗜好の変化もあるのかもしれないが、確かにきのこの山はおいしくなっていた。
「やっぱりきのこの山だよな、たけのこの里終わったな」
「なんだと?たけのこの里がきのこの山にやられるわけないだろーが」
私のように、この事態に危惧を抱いた日本人がどうやら結構いたらしく、今夏ツイッター上で『きのこたけのこ戦争』なるものが勃発したという話を耳にした。
そして動画サイト『ニコニコ動画』でも『きのこたけのこ戦争』というタグが作られるほど、きのこ派とたけのこ派が互いの意見をぶつけ合っていた。
【ニコニコ動画】【魂のルフラン替え歌】たけのこはゆずらん【KAITO】
【ニコニコ動画】【替え歌】 「たけのこときのこのテーゼ」 を歌ってみた
偶然にもどちらの曲もエヴァの替え歌というあたりに「ただのパロディではなく戦い=戦争なんだ」という意気込みが伺える。
「たけのこときのこのテーゼ」で♪きのこには 夏にもチョコがつかぬための足(クラッカー)があること~と、食べやすさをアピールすれば、「たけのこはゆずらん」では♪この手にチョコついても持ち手はいらない きのこは折れるよ何度でも~と現実をつきつける。きのこ派、たけのこ派お互い譲る気はさらさら無いらしい。
そして『きのこたけのこ戦争』に触発され、ポッキー、トッポ、チョコあ~んぱん、ルマンド、アルフォート、ブラックサンダー…等、他国のチョコレート菓子派閥が動画内で意見を戦わせる中、この替え歌が投下された。
【ニコニコ動画】【替え歌で】儚くも永久のオカシ【武力介入】
♪「パイはいつも周りに散らばるだけ」って君は呟いて 食べる事が怖くて泣いたんだろう~この替え歌を聞いて自分がきのこの山よりも、たけのこの里よりも、ロッテのパイの実が好きな事を思い出した。
「結局お前はどっち派でもないのかよ!」という話になってしまったのだが、それだけ日本のチョコレート菓子のクオリティが高いってことだよ。きのこもたけのこも実もみんなで食べればいいじゃない。
なお、これらの替え歌動画を見て「…日本は今日も平和だな」「どっちもおいしいでいいじゃん。」「結局明治が儲かるだけ。」は禁句である。














