ある意味、漫画界のトップランナーな西原理恵子 | あなたの夜を埋める物

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鴨志田穣・西原理恵子ラストコラボレーション 戦場カメラマンの唄/オムニバス
「ちょっととりあえず買ってこなきゃ」

先ほど、NHKのトップランナーを見た。
登場してすぐに、白くてつやつやのお肌でほくほく顔の理由を笑顔で金まわりがいいからと言うこの人が好きだ(笑)さすがサイバラ、やはりサイバラ。

番組を見終わって、「ああ、やっぱり西原理恵子すきだー、この人のファンでよかったー」と心がじーんとした。
サイバラ作品の読み始めは高校生の頃の『まあじゃんほうろうき』や『恨ミシュラン』あたりから。学校に遅れた朝のコンビニで『はれた日は学校をやすんで』を買って読んで胸がちくりと痛くなったのを今でも覚えている。6・3・3の12年、わざと遅刻したことはあったけれど、学校を丸一日サボるなんて一度も出来なかった、怖くて。

それからも『ぼくんち』や『むいむい』、ハズレなしの『できるかな』シリーズに、30前後の女性ならかなりしっくりきてしまう『パーマネント野ばら』 、そして『毎日かあさん』。どれも、腹筋と心の琴線を激しく打つ迷作であり、名作がそろっている。

本人も作品中で描いていたが、確かにカラーはアシスタントの愛ちゃんのおかげで鮮やかに、かつけばけばしくなり、内容との相乗効果を生み出しているのだが、絵は確実に上達ならぬ“下達”している(笑)
細いペンの線から、オール毛筆のダイナミックかつ、「同じ線は2度と描けないんだろうな…」と思わせる、しなやかな曲線、そして世界を股にかけて、ムチャクチャでわやくちゃな人々がおりなす笑い、喜び、怒り、妬み、そねみ、恨み、つらみ…後半陰惨な言葉しか出てこないのだが、もう全部ひっくるめて面白くて、そして切ない。
今日の番組を見て、ずば抜けた観察眼、「嘘を描きたくない」という誠実さ、大人になっても子供の気持を忘れていないこと、そして家族を持ったことによって身についた“おかあちゃん”の深い愛情。サイバラ作品にみっちり詰まっているモノの根底がわかった気がした。

鴨ちゃんの死後に発見された詩に曲をつけ、シアターブルックの佐藤タイジが歌った『戦場カメラマンの唄』がちろっと流れたのだが、「ああっ!やっぱりシアター好きっ!」と再確認した次第だ。
シアターブルック、好きなんだよ~現在活動休止中みたいなんだが、あの佐藤タイジのヴォーカルとギターの存在感は唯一無二だと思う。本当にいいんだよ~でもブレイクしなくてさぁ(哀)。

最近サイバラの新刊チェックしてなかったから、これといけちゃんはちょっと買わなきゃな。そして随分前から同じアメブロでブログをやってたことを知らなかったのがくやしい…。
西原理恵子、やっぱり好きだなあ。今のところ、私が本気で笑いすぎて、そして切なすぎて、両方で泣きそうになる漫画を描く唯一のひとだ。

いけちゃんとぼく/西原 理恵子

「実写版のいけちゃんがおもいっきりフィギュア?人形だったのがちょっと可笑しかった」