濡れてる人々や街が それでも太陽信じてる
古いメロディ にじむシルエット
やわな生き様じゃとても 絵にはならないね
この歌詞を読んで懐かしいと思った方はいらっしゃるだろうか?
アニメ『幽遊白書』のED曲、高橋ひろの『太陽がまた輝くとき』だ。
このアニメが放映されていたのは高校時代だったか、当時友人の1人が赤い髪のキャラにえらいハマッていて、普段そういうオタクっ気のない娘だったので、よく「君はあのケチャップ頭が好きなんだろう?」などと友人達と彼女をイジっていたのだ←鬼か。
私はというとこの頃の少年ジャンプもジャンプ系アニメも全く見ていなかったのだが、それでもちらりと聴いたED曲の「太陽がまた輝くとき」の切ないメロディは耳に残っていたのだ。
改めて1曲フルで聴いてみると「やっぱりいい曲だなあ」と思い、2番のサビの「忘れないで 忘れてくれ」の歌詞がひどく胸に残った。
「忘れないで 忘れてくれ」
全ての人に当てはまるとは思わないが、自分がいなくなって好きな人達が悲しむのならば、忘れて欲しいと願うと同時に、自分の存在をいつまでも心に留めておいて欲しいとも願うのだろう…そんなことを、『太陽がまた輝くとき』を聴きながら考えていた。
この歌を歌っていた高橋ひろ氏は2005年に病で亡くなられている。
41歳、若すぎる。
子供の頃に見ていたアニメの曲というのはただでさえ忘れがたいものだ。
『幽遊白書』そして『太陽がまた輝くとき』を好きだった人にとっては、忘れられることのない歌であり、ミュージシャンだろう。
忘れないで 忘れてくれ
今も君への想いは 嵐が逆巻く夜の海
むせび鳴いて 群れはなれた
さまよう2人の道標は “希望”の2文字さ
- 幽遊白書 collective songs/馬渡松子
「高橋ひろのED曲2曲が一番手に入りやすいのがこのアルバムだったり。音楽配信もされているが、アーティスト名が『幽遊白書』なので検索が難儀だった…」