『真珠婦人』 『牡丹と薔薇』 『冬の輪舞』←関連記事はこちら
。 『偽りの花園』 『美しい罠』←関連記事はこっち
祝・DVD化!といった東海テレビ製作の昼ドラをこよなく愛している私だが、今月から始まった『麗わしき鬼』が見事に期待を裏切らない展開を見せてくれている。
水戸黄門や吉本新喜劇ばりの“永遠のマンネリ”へと昇華しつつあるフジテレビ午後1時半なのだが、『麗わしき鬼』では過去の名作群にプラス新たな試みが加えられおり、レディース・アンド・ジェントルマン・アンドおとっつあんアンドおっかさんは勿論、近作はゲイとレズの皆さんまでカバーしているらしいのでもうなにがなんだか。
東海テレビ昼ドラマのおやくそくとして、まず
・主題歌がなんか変
・挿入歌はもっと変
・死語に近い単語がポンポン飛び出す
・男前かそうなのか微妙な男優陣
・演技力もとい個性が素晴らしすぎる女優陣
・子役は演技力がいまひとつ
・主役の男の兄弟は気が小さい
・親子2代で大変(母は大変、娘も大変)
・旦那がろくでなし(働かない、酒飲み、暴力等)
・血がつながっていたりいなかったり(親子、姉妹、兄弟等)
・女同士の友情が熱すぎる(「親友だから何したっていいでしょう」親愛→憎悪へ変貌)
・とりあえず性交
・そして一発で妊娠
・そして階段落ちで流産、子供の埋めない体に
・舞台は病院(いいとこの金持ち)
・金持ち側にやな奴がいる(途中から変わる場合もあり)
『麗わしき鬼』は開始2週目にしてすでに12項目クリア。挿入歌の『鬼子母神の子守唄』は『牡丹と薔薇』の挿入歌や『偽りの花園』の主題歌と同じ人が歌っているのだが、インパクトあるな相変わらず♪ゆらら~ゆらら~。主題歌は工藤静香でまあ、過去の作品と比べて豪華っちゃあ豪華なのだが、クセのある歌声なのは間違いない、しかしビー玉がザーッと流れるとことか、女子高生の爽やかフォトで構成されたタイトルバックは結構好き。
そして『麗わしき鬼』では新たな試みとして
・ナレーション(モノローグ)がオカマ
・今回舞台の病院が産婦人科なのをいいことに昼間っから会話に性器の名称を言い放つ
・祈祷師の娘・富弓がお経を唱えると外で嵐が巻き起こる。ドラクエもびっくり。
第一部の主役、時子と富弓(ふゆみ)の2人が勤めるバーの息子(富弓の夫の父親の愛人の子)がバリッバリのゲイとして登場している。多分この先このドラマの良心というか和みキャラになるであろう。でもオカマ。初見結構ショーゲキを受けたのだが慣れると子役の赤ちゃんの次くらいかわいらしく見えるのだからさすが昼ドラ。
そして第2部、時子の娘として『冬の輪舞』で見事なカツゼツを聞かせてくれた遠野凪子が出る。またこの人のモノマネができるのかと思うとなんだか楽しみだ。披露する場は無いが。
公式HPを開くと毎日翌日のキーワードとなる台詞がまず表示されるのも面白い。
初めて見たのは「祈祷師の娘だから…」で「これがこのドラマのコピーなのか?」と一瞬ポカーんとしてしまった。他、「1デパ2カン3ビョウシ」 「こんな私でいいのねえ?」 「結婚できねえようにしてやる!」 「死んじゃったのかしら」など、ちなみに今日(明日出てくる台詞)は「まあ…おッほほほ!」だ。誰が言うのかなんとなく分かるな(笑)この枠の公式サイトはコンテンツの内容や更新が早く面白いのでつい毎日見てしまう。見たほうが面白い。
◎『麗わしき鬼』公式HP http://www.tokai-tv.com/uruoni/index.html