小さな冷蔵庫を買った。正確には温冷蔵庫。
仲の良いバイト先の同僚さんに、遊ぶついでに家電量販店やホームセンターを5~6軒、車ではしごしてもらって(ありがとうございました、師匠。)、見事、自分のイメージに合う冷蔵庫を見つけ、閉店間際の小さな家電屋で恐縮しつつ、温冷蔵庫を買うというと、POPには在庫1~2台と書いてあるのにもう展示品1台のみとのこと。
ここで父から学んだ「何でも言ってみよう」の関西系・値切り・イズムで、展示品で値札からさらに500円引きにしますと言われたのに「キリがいいので4000円になりませんか?ちょっと扉が汚れていますし」と頭で躊躇するより口が出てしまった自分がちょっと嫌。ちなみに香川でこういう値切りする人はあまりいないらしく、結構驚かれる。
しかしおじさん店員の泣きが入って、結局500円引きの4480円で交渉成立。扉の汚れは店員さんがきれいにしてくれることになったのだが、会計を前に、どうしても汚れがとれない模様。「自分で買った物を最初に汚すのは自分でありたい」という思いから、一旦財布から出した札と財布をかばんにしまって、しばらく傍観。その私の姿がおじさん店員を焦らせたらしく、最後には店員さん3人がわらわらとレジに集まって、車磨き用?のワックスまでとりだして、ちゃんときれいにしてもらってお互い「ありがとうございました(微笑み)」で終わったのだが、待っている間中、笑顔であたふたする3人のおじさん店員を前に、いたたまれない気分になってしまった。
まだまだあの人(母が一緒に買い物行きたくないナンバー・ワンの男(満60歳))の境地まで到達できない。いや、できない方がいいんだ、ああ、わが身に流れる色濃く継いだ父親の血が憎い。
これだけなんやかんかと、騒いで買ったのに、500mlのペットボトルが斜めにしないと入らないことは秘密だ。結局買い物ベタじゃん…それも父親似なのさ、実は。安物買いの銭失い。
まあ、“斜めペットボトル”のほかに缶ビールも2つ入るし、350mlのペットボトルもあるし。サイズとみてくれがかわいければいいのさ、これで起きぬけに飲む水分(おもに麦茶)が酸ゆくなくなるのが嬉しい←これが冷蔵庫購入の一番の理由。
梅雨と夏日が交互に入れ替わる時期、皆さんも飲食物の常温放置にはお気をつけて~。