濃淡の無い、灰一色の空にバチッ!と稲光。堰を切ったように大粒の雨がアスファルトを叩いた瞬間、轟音が辺りに響き、溢れる人をアーケードに隠した。
ただの夕立を物珍しそうに見上げる信号待ちの人々。「降ってもらわないと困るけど、今日も降らないんだろう」と皆が思っていた。
「雨で傘を射すと負けた気がする」という明石家さんまの迷言がある。別に負けた気にはならないが、駅に行くためだけに、三百円出して傘を買うより、四百円で冷えたデザートとアイスティを飲む雨宿りを私は選ぶ人間だ。そんな金曜18時の高松市内。
…40分程サンマルクで雨宿りをしたが一向に雨は止まず、結局ダイソーで傘を買って帰った。少しだけ面白くなかった。負けてない…負けてないぞっ。