神戸ぐるぐる③ ネパールカレー650円 | あなたの夜を埋める物

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 ボックサン三宮店を出てセンター街から高架下をぶらぶら、夕暮れ時、トアロードからハンター坂に北野坂と坂道散歩。異人館と魚屋、神戸ムスリムモスクと赤レンガのドイツな家、カトリック神戸中央教会とラブホテル。新しいも古いも異文化も全て受け入れてなお平穏な日常の空気が流れている三宮の懐の深さが好きだ。

 19時、すっかりくたくたの脚を休める場所はないかと坂を下る私の目に「ネパールカレー¥650」の看板。この地階のバーで夕食をとることにした。まだお酒を飲むには早い時間、店員の女性ひとりとお客の私ひとり。「ここ、入りづらくなかったですか?」確かに狭い階段を下りて重い扉一枚のあやしさ。普通は躊躇するだろうけど、それよりも脚が脚がぁ~(痛)

 カウンターの一人がけのソファに体を沈めて鶏肉と豆のネパールカレーセットをいただく。ネパールカレーはスパイスの辛味というより香りがアクセント程度に生きた、素朴でやさしい味のカレーだった。カウンターの中に女性ひとりのバーって意外と多いんだなと思いつつ、なんだかんだと結構しゃべって「香川で“うれしげにしよんのう~”と言われたら“調子に乗ってんじゃねーよ”的な意味なので、よろこんでいてはだめですよ」と讃岐の方言を教えてみた(何の話をしているんだ自分)。

 
「最近お酒の勉強をはじめたんです」という彼女に簡単な好みを伝えて出てきたおすすめの巨峰リキュールのカクテルはファンタグレープの味がした。20時、“夜番”の店長と入れ違いで店を出た。

 

◎音酒場「Cabaret Voltaire? der Kiten」キテン店主の日記

http://d.hatena.ne.jp/derkiten/