ACIDMAN 『ある証明』 | あなたの夜を埋める物

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 Slow View の“潤んだギターの音色”も素敵だ。

 発売日当日、地元のレンタル屋に入荷無しで、旅先の神戸三宮のHMVで全曲視聴して「3曲共かっしょいいから買ってやるさちくしょー」と決意し帰ってきたところ、1週遅れて1枚だけ入荷されていたので、無事、財布を痛めずに音源入手することができた。

雨曝しの水芭蕉が 伝えていたのは一つの証明
憂うだろうが 歪むだろうが その花は確かに此処に在った

 タイトル曲「ある証明」 サビで強い光が射し込み世界が開ける感覚、まさにACIDMANな一曲。
人間だけじゃなく、太陽・空・海・風・花そして光、地球上の生物を相手にロックをしている。
 ACIDMAN
の音楽を聴いていると冷水が心臓から全身の血管に注ぎこまれているような感じを覚える。それは大量の水が落ちる滝とか、渓流のそばに立った時に感じる清涼感に似ている。

時代は変わる それでもいつも涙は落ちる
いつからか忘れて擦れ違う 雨が止んだ日は 笑っていよう

 2曲目「human traffic かつてないオシャレな曲調に驚く。夕暮れ時にスキップするような温かい寂しさが胸に広がる。3曲中、いちばん好きだ。
 
時の流れも、人の気持も、自分じゃどうにもできないけれど、笑ってみよう。どう生きたって世界は又、巡ってゆくから。

 3曲目インストの「SOL」 何もない暗闇にぽつり、ぽつりと小さな灯りが滲む。灯りは色彩を増してゆき、突如、高まった感情が爆発。再び静寂の暗闇へ…そんな映像が浮かぶ音。
「ある証明」にも入っているが、水音にも似た遠くで響くギターの音色。これがあればご飯何杯でもいける!くらいに、この潤んだ音色は私の大好物だ。

 
これから先もACIDMANにミリオンヒットなどと言う物は正直、無いだろう←おおい。しかし四季のあるこの国で空を見上げて、平凡な生活を続けていく。その傍らで、ACIDMANの音が鳴っていて欲しいと思う。解散危機も乗り越えたようだし、本当よかった。


ACIDMANオフィシャルHP http://www.toshiba-emi.co.jp/acidman/