結婚も出産も女であるということも
どこか遠くの街の出来事 林あまり『ベッドサイド』より
著者: 林 あまり タイトル: ベッドサイド
この本を買った当時からこの歌がしっくり胸の中に納まってしまった。テレビドラマを見るようにただの傍観者でいられる気楽さ。しかし一昨年あたりから、「それじゃ人間としてあかんだろう」という背中がじりじりと焦げてゆく不安が同席しはじめた。
親しい友人が立て続けに結婚して “あれ?これって遠くの街の出来事じゃなかったの?”
ボケた頭で目の前の別世界を眺めた。結婚はともかく就職まで遠くになってしまうとは思ってもいなかったが。
この本を読むと毎回短歌っぽいものを作りたくなってしまう。俳句より、短歌。
「どうにかなるさ」とテレビは言い 「なるようにしかならない」と母が言い
引き返せない坂の途中で