いわゆる「勉強ができない」生徒は、
他人の話を聞くことが苦手です
では、その苦手を克服するにはどうするか?
1つには、メモを取るという方法があります
具体的なメモの取り方については、
以前別の記事で書きました→参照記事
ただ、メモの取り方を教わって
それを素直に実践できる生徒は、
そもそも勉強であまり苦戦しません。
問題なのは、
メモを取る以前のところで
つまづいている生徒です
これまで「勉強ができない」生徒達に接してきて、
彼ら・彼女らの共通点が見えてきました
彼ら・彼女らは、
他人の話を聞いてから
メモを取るまでに間を空ける
ということです
「今から大切なことを言うからメモして」
と先生が指示を出したとします。
「勉強ができる」生徒は、
先生の話を聞きながら
同時進行でメモを取っていきます
同時進行のメモなので、
正確に先生の話を書き写したものになります
一方、「勉強ができない」生徒は、
先生の話が終わってから
数秒~数分経った後に
ようやくメモを取り始めます
間を空けてしまったせいで
先生の話を忘れてしまったり
自分勝手な解釈が入ったりします。
挙句、大事なことを書き忘れて、
後で見返してもよく分からないメモになることも……
このタイプの生徒に顕著なのは、
自己中心的な性格です。
彼ら・彼女らは、
他人の話を忠実に受け入れるよりも、
自分の気持ちや考えを優先してしまうのです。
自分が不快に感じることや
自分の頭で理解できないことに
激しく拒否反応を示す傾向があるのです
これは、他人の話を聞いてメモする、
という場面で問題になるだけではありません。
勉強や仕事が「できない」根本原因なのです
こうした生徒達にまずやらせるべきは、
話を聞いてからメモを取るまでに
間を空けさせないように訓練することです。
生徒がボケーッと話を聞いていたら、
「さっさと手を動かして、
言われたことを全て書き取れ!!」
と指示を出して追い立てるのです
生徒には酷かもしれませんが、
このくらい徹底していかないと
その生徒の性格は変わりません。
こういう部分を矯正していくことで
生徒の学力も飛躍的に向上します。