補償金よりも前に やれることがあるはず と思ったわけ その1 | よろこびと幸せの掃除

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ハウスクリーニング暦27年
クリーニング施工実績2500軒以上の 掃除屋さんが
現場で実感した 掃除と開運の関係
あなたの運を開くお掃除のやり方をお伝えします

こんにちは。

よろこび開運掃除の

いしはらとしひろです。

 

昨日の記事で

 

「補償金をあてにする前に」

という記事を書きましたが。

 

コロナの影響で、

お店やお仕事が

やばい状況になっている人へ

補償金云々の前に、今、やれることやろうぜ。

と言う提案というか、エールを送りました。

 

じゃあ自分はどうなのよ?

と言う話を今日は。

 

掃除という仕事柄

2月の中旬から、つい先日までは

もの凄く忙しかった。

毎年そうなんです。

 

ただ、緊急事態宣言以後は

何件かキャンセルがありました。

 

僕の掃除の仕事が

どこから来るかというと。

 

・建設会社やリフォーム会社の

リフォーム工事などにからむ掃除

 

これが全体の7~8割です。

 

そして

・一般家庭、店舗や

小さい会社や事務所などからのご注文。

定期清掃なども含みます。

 

リフォーム会社からの案件は

今もいくつかあり、

それで随分と助かっているのですが

こちらでもいくつかキャンセルが出ています。

 

水廻りを主として、

工事に必要な材料や部品が入ってこないのです。

 

特にトイレやキッチン関係。

 

これらは中国からの部品輸入が多いらしく

また日本のメーカーでも、

中国に工場を作ってそこからものを入れる

と言うケースが多く、2月の中旬くらいから

ほぼ輸入がストップしてしまっているのです。

 

なので、工事自体が延期や

キャンセルになるケースもあるようで、

予約が入っていた案件も

「工事自体が延期になったので

掃除の方もすいません」という

ケースがありました。

 

また、緊急事態宣言が出て以降

一般家庭や会社などの客様にも

すぐに連絡を取り、

どうしましょうかという相談をしました。

何件かのお客様は

「今回はごめんなさい。また来月以降で」

ということでした。

 

これはもう、現状を考えれば

当然のことです。

 

この状況下で

他人を家にも入れたくないだろうし。

とにかく外に出ない、お互いに

と言う意味では、ベストな選択です。

 

逆にそんな中でも

「ちゃんといつも通りに

綺麗にしたいから来てください」と

言っていただけるお宅もあり、

そのお気持ちに大感謝です。




 

昨日、ああいう記事を書いた背景には

去年の僕自身の状況もあります。

 

一言で言って、去年の僕は

売り上げ的には非常に悪かった。

 

去年の正月早々、

母が歩けなくなってしまいました。

どうしよう!

数日、実家で介護をしましたが

(おむつも取り替えたぜ)

いつもお世話になっている、

地域の支援センターの相談員の方と話をして。

 

「このままじゃ、

石原さんも潰れちゃいますから

一度老人ホームに仮入所

みたいな形で預かってもらいましょう。

そこからまた考えましょう」と、

ありがたい提案をいただき、

すぐに近所の老人ホームを

紹介してもらいました。

 

母も、急に体の自由がきかなくなってしまい、

気持ちも動揺しまくっていたのでしょう。

「もう死ぬからいい。ほっといてくれ」

などと口走り。

 

そんなこと言われたって、

こっちもどうしようもない。

「はいはい。死ぬのはもうちょっと後にしてくれ。

今は落ち着ける場所に行きましょ」

となだめすかしてホームに入れ。

一週間の仮入所へ。

一息つく間もなく、

今度はホームから連絡が入り

「二日ほど熱が続いています。

かかりつけのお医者様があるようだったら

一度診察を受けさせてください」という連絡。

 

仮の体験入所という形だったので、

ホームの手配でお医者さんへ、

と言うことができなかったのですね。

 

翌日、かかりつけのお医者さんに

見てもらったところ

「体全体が弱っていて、

特に心臓の具合が良くない。

これは入院した方が良いです」

とのことでした。

そして、その医院とは別の

大きな病院を紹介してもらい、即入院。

救急車です。

 

病院に行くまでの間、

僕も一緒に救急車に乗りながら

正直なところ

「やばいなぁ、

お袋さん死んじゃうかもしれないなぁ」

と、もう悪い想像でぐるぐるです。

 

とにもかくにも母を入院させ

かみさんとも相談し。

 

入院治療でまず

心臓の状態を落ち着かせてもらい

とはいえ、足の方も

すぐには佳くならないだろうから、

退院したら、老人ホームに入ってもらおう。

そう決めました。

 

この入院からしばらく、色々な手続きや

母の見舞いや

これからのことを色々考え、

準備や手配をして。

 

その間に入っていた仕事の現場も

いくつかは事情を話して断りました。

 

1月中旬から退院する2月中旬までは

数件の現場しかできず。

 

一日で完結する現場なら

なんとか受けられたのですが

正直、いつ死んじゃうかもしれない、と思うと、

3日とか4日かかる現場を

受けられませんでした。

納期が決まっていて受けたはいいけど

途中で放棄、とかはしたくなかったし。

 

現場を続けて断ると、

特に業者さんからいただいている現場とかは

次が来なくなります。

 

そりゃそうですよね、

せっかく振った現場を二件とか続けて

こちらの都合で断ったら

向こうも頼みづらいし、

でも仕事だから納期は絶対にあるし。

 

2月の下旬には

母も無事退院して、

そのまま老人ホームに入ってもらい、

なんとか状況も落ち着きましたが。

 

やはり、1~2月に断った影響で

本来ならかき入れ時である

3月4月の仕事も、例年よりはだいぶ薄かったです。

 

そんな中でも、信頼してくれて

仕事をくださった皆様には本当に感謝です。

 

 

だいぶ長くなりそうなので 

その2 へ続きます。