時系列でなくて申し訳ないですが、自分がそれに直面した時すぐに知りたい!と思った情報を書かせていただきます。
一連の検査の結果転移はなく、しこりは1,5センチ、術前化学療法を開始。
FEC1回目終了後、点滴をした右腕の手首からひじの内側にかけて、皮膚が引きつれ、変な筋?ができているのに気付きました。そしてその筋に沿って痛みます。
これが血管痛だったのですね、その時は神経痛?筋肉痛?ひじを痛めるようなことしたっけ?と思っていました。
2回目左腕、3回目右腕の別の血管で、と進むうちに血管の痛みや引きつれとして感じられるようになり、これが血管痛か、と自覚しました。そういえばこの期間はずっとひじが痛かったです。
FEC4回目を左腕でした時は点滴中から血管に沿って鈍い痛みを感じ、さらにドセタキセル1回目の時はかなり痛い感じでした。看護師さんに見てもらい、漏れはないのを確認しましたが。
左腕の手首からひじの内側に回ってきている血管は、皮膚の上からもあちこちにコブコブができているのが見え、血管が固くなっているのが分かります。ここにさらに抗がん剤を打つのは難しそう。右の血管も固くなっているし、ずっと痛みがあります。
…ということで、まだまだ抗がん剤が続く私としては主治医と相談してCVポートを作ることにしました。
私はドセ1回目の副作用がひどすぎて中断、手術を先に行い、放射線後、術後化学療法として今度はパクリタキセルをすることになり、その前にポートを作りました。日帰り手術です。
簡単なものとはいえ手術は手術、説明を受け、同意書などを書きました。
当日は自分で車を運転して一人で行って一人で帰りました。大丈夫でした。
9時半に外科の外来に行き、外来の看護師さんから説明を受け、一緒に手術室に行って手術室の看護師さんに引き継いで、名前や何の手術をするかなどの確認。
それから更衣室で手術着に着替え、ウイッグもはずして手術室でかぶる帽子をかぶり、看護師さんと手術する部屋へ。
乳がんの手術の時はやっぱり緊張していて、詳しく見られなかった手術室内。今回はきょろきょろと観察。大小いくつも部屋がありますね。今度は乳がん手術の時よりは狭めの部屋に入りました。
手術台に上がり、今回は局所麻酔だから意識はあるし、いろいろ見学する気満々(息子からも、どんなところか教えて~と言われている)。
血圧計やら何やらをつけ、手足の位置を決めて固定し、私は左胸に埋め込むので、術着の左袖を片肌脱ぐ感じで脱いで、消毒したりなどなど。移動式のX線の機械が上にかぶさってきて、映像が横のモニターに映っているのを横目で見たりしてました。でもそのあたりで看護師さんに「ごめんね~」と言われてブルーの薄いシートをすっぽりかけられてしまったので、あとは周りの声を聞くのみ。痛かったり苦しかったりしたら何でもすぐに言ってね、と言われる。
まず首のところを小さく切ってカテーテルを入れるそうで、先にそこに麻酔の注射。ちょっと痛いけど深呼吸して紛らわす。X線の画像を見ながら、心臓の方に向けてカテーテルを入れている様子。胸の中に入っていくのが感じられ、ちょっと苦しく、心臓がドキドキッと動くのがわかる。ドクターに「今心臓がドキドキしました」と言うと、カテーテルが入っていったので一瞬不整脈が起きるのですよ、とのこと。
それから今度はポートを入れる胸のところに麻酔の注射。ちょっと痛いけど我慢。このあたりから痛さは継続(我慢できないほどではない)。
ポートを入れる場所を作っている?様子。
手術中、時折ドクターは「痛かったら言ってくださいよ」と声をかけてくださる。見えていないからわからないけど、たぶん刺したままの針から麻酔を追加してるのでは。ドクターが皮膚を切っている?時、痛みを感じたので「そこ、痛いかもです」というと麻酔追加してくれた。
そして一番の難所が、首のところから胸のポートのところまで、10センチほどの血管にカテーテルを通す作業。けっこう力技というか、ドクターは私の顎の下あたりに手を当ててカテーテルを血管にグイグイ押し込んでいる様子。シート越しに押さえつけられている感じでちょっと苦しい。ドクターも、ここが肝心のところだから頑張ってくださいねなどと声をかけてくれつつ、頑張っておられる。
カテーテルが血管を通ってポートのところまで出てくると、あとはそれをポートにつないで固定し、傷を閉じて終了、だと思う。
こうやって書くとすぐみたいだけど、10時に手術室に入って、終わったのは11時半だった。準備や、手術中には位置の確認や何やら、全部は覚えていないけれどいろいろな作業があった(と思う。見えていないけど)
傷口2か所はテープを貼って、白いパッキンみたいなの(桃などをくるんでるみたいな)で保護されていた。カテーテルを通すためにギュウギュウした鎖骨のあたりは真っ赤に内出血していて、それが予想外にグロかったのを報告します。
それから着替えて、ドクターと手術室スタッフの皆さんにお礼を言って、迎えに来てくれた外来の看護師さんと外科外来に行き、術後の注意点などを聞いて終わり。痛み止めの薬が出ました。
支払いは50440円。(保険本人3割負担)
思ったよりはちょっと大変で、その後2,3日は痛かったし、あざが消えるまでは胸がすごかったし、ポート自体の違和感に慣れるまで少しかかりましたが、何と言っても簡単なこと!プスッと刺すだけ。点滴中も両手が使える。毎回、ポートは便利~と思います。
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