旬刊旅行新聞 8月28日記事より(令和元年8月開業)
・スパ・ガーデンオアシス(兵庫県川西市)は8月8日(火)付で事業を停止し、債務整理を弁護士に一任した。帝国データバンクによると、「負債は推定10億円」としている。
・季節ごとに全国各地の名湯・秘湯の湯質を再現する「美健の湯」や、高濃度炭酸泉など多彩な風呂と岩盤浴のほか、フィットネスジムや飲食店なども併設。1000坪を超える地域最大級のスーパー銭湯。
・22年9月期には年間売上高約3.5億を計上
・賃料や設備維持費の負担も重く採算を確保できず、営業段階からの欠損計上が常態化していた。
(2024.4追記)『SPAキセラ川西』が令和6年4月27日オープン
・猪名川町道の駅温浴施設の計画は以下の通り。
平成30年11月活性化基本計画より
市場調査等の事業者提案より、3300㎡(1000坪)程度を計画します。
社員数:3名、パート:18名
売り上げ計画 :4.5億 新道の駅総売上の27%
収支(収益) :0.45億 新道の駅総収支の40%
・令和元年8月4日創生対策特別委員会で活性化推進室長は立地条件・温泉ではない・コンセプトが異なるのでSP湯櫻の影響はないとされた。
・令和2年11月、新型コロナの見通しがつかないなか、第二回地権者説明会で宮脇副町長は事業者が決ってから用地買収を止め、年度内に用地買収を公約されている。
・説明会開催日と同日からPFI事業参加意向アンケート調査を実施している。調査結果を受けて、事業者意見通り室内型施設(事業採算性が低下)を避けるとして、温浴施設を取り止めている。観光農園に代わる事業(中核・目玉)として据えた計画を、屋外型施設としてフィールドアスレチック・オートキャンプ場に計画変更している。
※そもそも、温浴施設を提案された事業者、猪名川町の本気度が疑われる。
次回は(5)令和2年12月PFI事業者選定委員会と令和3年3月議会について